横濱怪獣哀歌は、これにて完結です。読了、ありがとうございました! 怪獣に関しては南海インベーダーズでちょっとだけ触れたのですが、書き切れなかったのでちゃんと書いてみようと 思い、どうせなら人外娘のレジェンドたるシャンブロウを扱おう、せっかくだから青年と存分にイチャイチャさせて しまおう、ということでこうなりました。神話怪獣だのなんだのと出てきたせいで話がややこしくなりましたが、 要するに狭間とツブラが駆け落ちして結婚するまでの話です。いつもの感じです。 狭間真人というキャラは、当初はジャクリーン・ザ・リッパーに左目を抉られて悪魔に憑りつかれる高校生男子 だったのですが、その設定だけを引っ張って「多次元学園へようこそ!」では悪魔衝きの喫茶店の店主になり、ここ でも相手役は霧崎ジャクリーンでした。「DEAD STOCK」ではジャクリーン・ザ・リッパーだけを拾い上げ、彼女の妄想の 恋人として名前だけが出てきました。ですが、どうにもこうにもしっくりこなかったので、名前は残しつつ設定を 大幅に変え、人の子たる狭間真人が出来上がったという次第です。ツブラも元を正せば「機動駐在コジロウ」に 出てくる触手異星人だったのですが、これもまた色々と設定を変えて今に至ります。試行錯誤の連続です。 古典SFの金字塔である「シャンブロウ」はとても素晴らしいので、是非とも御一読を。 話の主軸はラスト付近で狭間も真琴も散々言っていた、自分とはなんぞや、というやつです。答えが出たかどうか は本人次第であり、見つけるかどうかもまた彼ら次第なのですが。少なくとも、狭間とツブラは収まるべきところ に収まることが出来ました。太陽系のあちこちに呼び出されつつ、喫茶店を経営し続けることでしょう。 諸事情で更新ペースが不安定でしたが、その間がなければこの結末には至らなかったかもしれません。 それにしても、怪獣とは奥が深いものだ……。 最後の最後まで拙作にお付き合い頂き、誠にありがとうございます! ここまでお読み下さったことを、心より感謝いたします! 本当にありがとうございました! |