No.01 軽く自己紹介してください。(名前、年齢など) |
「我が輩の名はゲルシュタイン・スライマス、伯爵と呼ぶが良いぞ。年齢か…。我が輩は、フィフィリアンヌが十歳のときに造られたのであるから、うむ、今年で生まれて六十四年であるぞ」 |
No.02 身体的特徴を教えてください。ついでに肖像画(画像)があれば見せてください。 |
「しっとりと艶やかに、滑らかで美しい、ワインレッドの軟体である。半透明であるがゆえ、日差しを浴びるとほのかに透き通り、抜けた光が美しく床に落ちるのだ。良い眺めであるぞ」 |
No.03 自分ではどんな性格だと思いますか? |
「はっはっはっはっは。知的で優雅で美しく、利己的であるぞ」 |
No.04 新しい物と古い物があればどちらを選びますか? |
「古い酒の方が、味わい深くて好みである。新しい酒も悪くはないのだが、味が若くてならんのだ」 |
No.05 周りからよく言われることはありますか? |
「うるさい、黙れ、気色悪い。あの二人には、我が輩の素晴らしさは理解出来ないとみえる」 |
No.06 あなたのいる世界はどんな所ですか? また、自分のいる場所は? |
「我が輩の世界は、ワイングラスとフラスコの内部のどちらかでしかない。あの二人が動き回っている外の世界を、たまに見上げてみることはあるが、それだけで終わってしまう。ガラスによって隔てられた空間の内側が、我が輩の全てであり、世界なのだ」 |
No.07 特技はありますか? もしくは得意なことは何ですか? |
「無論、談話であるぞ。次点で、魔導拳銃の射撃。あれは意外に簡単なのでな」 |
No.08 逆に苦手なことは何ですか? |
「移動である。ワイングラスから出て、埃だらけのテーブルの上を這うのは、苦痛極まりないのだ。
激しく屈辱的であり、非効率的なのだよ。せめてもう少しだけ、あの女が掃除をしてくれていたら、 我が輩の美しく繊細な体に、埃や薬の粉末がまとわりつかずに済むものを…。誠に嘆かわしい」 |
No.09 好きなものは? |
「赤ワインである。あの渋さと深みのある味が、体に染み入るのがたまらんのだ」 |
No.10 逆に嫌いなものは? |
「高気温と乾燥である。いずれも我が輩の水分を奪い、活力を減退させてしまうのでな」 |
No.11 最近気になっていることはありますか? |
「カイン・ストレインの恋の行方である。いつ潰えるのか、楽しみでならないのだよ」 |
No.12 趣味について語ってください。 |
「なんという質問であろうか。我が輩は、語るのが趣味なのである」 |
No.13 癖はありますか? |
「いや。これといって、思い当たらんな」 |
No.14 落ち込んだときはどうしますか? |
「笑ってしまうに限る。鬱々と考え込んだところで、水分と熱量の無駄なのでな」 |
No.15 運動は得意な方ですか? |
「得意であったら、ワイングラスになど入ってはおらんぞ。愚問である」 |
No.16 考えることは得意な方ですか? |
「少なくとも、ギルディオスのニワトリ頭よりはまともであるぞ」 |
No.17 常に肌身離さず持っているものはありますか? |
「我が輩には肌はない。身はあるが。我が輩の持つものは、この喋りの才だけで充分である」 |
No.18 悩みがあれば教えてください。 |
「はっはっはっはっはっはっは! 我が輩に苦悩などない!」 |
No.19 コンプレックスはありますか? |
「そうであるな…。強いて挙げるとするならば、骨がないことである」 |
No.20 誰にも言えない秘密を教えてください。 |
「フィフィリアンヌの幼少を知ってはいるが、あの女に口止めされていてな。機会があれば披露してやりたいところなのだが、うっかり口外してしまっては、叩き潰され煮溶かされ焼かれてしまうのであろうから、出来んのだよ。誠に残念なのだがね」 |
No.21 信念や野望は何ですか? |
「どちらかに絞りたまえ! 信念は…そうであるな、舌戦以外の戦いはしないことである」 |
No.22 好みのタイプは? |
「気高く美しい甘さと芳醇な香りを湛えた女性である。…シャルロットォオオオー!」 |
No.23 約束は守る方ですか? |
「契りは守らねばならん。それが紳士というものなのだよ」 |
No.24 忘れられないことはありますか? |
「娘と仲良くしてやってくれ、とフィフィリアンヌの父上、ロバートどのから頼まれたことである。
それをきちんと実行出来ているのか、我が輩にはよく解らん」 |
No.25 神様はいると思いますか? |
「人やドラゴンに対しては存在しているかもしれないが、地べたを這い湿地に巣くう軟体の魔物、スライムを加護する神が存在しているものか。いるはずがなかろう」 |
No.26 もし1つだけ願いが叶うなら、何を願いますか? |
「もう一度、もう一度、我が輩の手中にシャルロットを!」 |
No.27 家族(ペット含む)を紹介してください。家族との思い出で印象に残っていることがあれば一緒にお願いします。 |
「我が輩に家族はおらん。フィフィリアンヌは創造主ではあるが、母や父ではないのだよ」 |
No.28 同じ世界に住む他のキャラクターを、主観を交えて紹介してください。 |
「フィフィリアンヌは偏屈である。何かにつけて屁理屈をこね回し、他人からの逃避のために読書に没頭するのだ。我が輩の世話もそっちのけで、学術書を読み漁る。嘆かわしい女である!
ギルディオスは馬鹿である。ごくごくたまに馬鹿ではない一面を覗かせたりもするが、やはり馬鹿である。馬鹿に始まり馬鹿に終わる、そんな男なのである」 |
No.29 道を歩いていたら壁が立っていました。あなたならどうしますか?(心理テストです) |
「回避するに決まっているではないか。横に向かえば、途切れているものだ。もしくは、じわじわと隙間に染み入り、時間を掛けて向こう側へ抜け出るであろうな」
心理テストの結果:人生で壁にぶつかった時どうするか。 「はっはっはっは。実に我が輩らしい答えではないか!」 |
No.30 自分の作者と読者にそれぞれ一言。 |
「読者の貴君へ。貴君の貴重な一時を、我が輩らに使用して頂き、誠に嬉しく思う。
作者の貴君へ。たまには、フラスコとワイングラス以外の器に、入らせて頂きたいものである」 |