純情戦士ミラキュルン




あとがき



純情戦士ミラキュルンは、これにて完結です。読了、ありがとうございました!
カンタロスに引き続き、特撮っぽい話を目指してみましたが、こちらは一転して明るく軽いラブコメでした。
でも、やっぱり終盤はいつもの調子が出てしまい、四天王を思い切り痛め付けてしまいました。後悔はしていない。
今回のテーマは色恋沙汰もですが、「本音と建て前」です。どのキャラも、変身後に本音をずばずば言ってます。
人間はどうやっても不器用で、自分が大切だから、本音を言うためには顔を隠さなきゃならないな、と思いまして。
で、最後には殴り愛で告白し合った大神と美花ですが、男と女が付き合うのってこういうものじゃないかなーと。
あれはさすがにやりすぎですが、付き合うようになれば、本音と本音をごりごり戦わせなきゃならんよな、と。
内容と設定で解るとは思いますが、「天体戦士サンレッド」を超リスペクトしております。実質的には二次創作かも。
当初は学園物で考えていたのですが、どうにも話が転がらないので設定を練り直し、大神の年齢を上げました。
ヒーローと怪人の設定についても、ヒーロー免許だの怪人免許だの巨大ロボ操縦免許だの巨大化免許だの、と、
ヒーローと怪人がれっきとした職業として扱われる世界で、美花は悪の組織の幹部になりたい女子高生で、大神は
怪人だけどヒーローになりたい男子高校生でしたが、込み入りすぎて設定倒れに陥りそうだったので却下しました。
設定はなさすぎても困りますが、多すぎると今度は逆にキャラを動かせなくなるので、手に負える程度で充分です。
これまで書いてきた人外はモフモフ系が皆無だったので、大神一族は新境地でしたがモフモフで楽しかったです。
私自身の正義と悪に対する持論もだだ漏れでしたが、少しでも楽しんで頂けたのならば幸いです。


時間を割いて頂き、最後まで拙作に付き合って下さった皆様方。
ここまでお読み下さったことを、心より感謝いたします。

本当にありがとうございました!


09 10/28 あるてみす 拝





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