鬼蜘蛛姫




第十話 弛まぬ忠義



 ぬちり、と赤黒い肉塊が無造作に弄ばれる。
 怨霊の手中に収まっているのは、鬼蜘蛛の八重姫が放った糸で無惨にも細切れにされた一つ目入道の丹厳の肝 だった。当の昔に血の気も失せているのだが、未だにどくどくと未練がましく脈打っている。魂もまた息づいている ので、存分に妖力と人間の血肉さえ与えれば何事もなく蘇るであろう。だが、この場にいる誰もその気は更々ない。 怨霊、蜂狩貞元は手のひらに収まりきらぬ大きさの肝を舐めるように眺め回し、その膝の上に腰掛けている妖狐、 白玉は貞元をうっとりと見つめているだけだった。鴉天狗の九郎丸は世にもおぞましい光景を直視したくはなかったが、 下手に目を逸らすと何をされるか解ったものではないので、表情を強張らせて堪えていた。

「ふむ」

 貞元はひとしきり肝を見回していたが、面頬と兜の下から眼球のない目で鴉天狗を見据えた。

「鴉よ。儂がこれを欲していたことを、何故存じておったのだ? ん?」

「そんなん簡単でさぁ」

 九郎丸はさも余裕があるような態度で一笑し、貞元を見返す。

「あんたみてぇな上等な怨霊がそんなケチな妖怪を担ぎに担いで叢雲の爺ィを填めようとしたのは、相応の理由って のがあるからだろうと踏んだからよ。貞元どの、あんたは恨み辛みを喰って妖力を得ている。てぇことはだ、本懐を 果たす寸前に細切れにされちまった生臭坊主の恨み辛みも大好物ってこった。というより、最初からそれが目当て だったんじゃねぇのかい? 違うかい?」

「その眼、鳥目ではありながらも見通しは利くようだな」

 貞元はしなだれかかってきた白玉の腰から太股に手を這わせつつ、唇に近しい位置の顔の切れ目を歪めた。

「確かに、儂はこの生臭坊主が寸でのところで鬼蜘蛛の姫に屠られ、並々ならぬ恨み辛みを宿させることを本懐 としておったわ。その肝を我が身に渦巻く亡霊と情念で鍛え上げ、一振りの刀とするためよ」

「そいつぁなんでだい。今のままでも、あんたは充分にお強いじゃねぇか」

「鴉や。儂は何に見え申すか」

「地獄の鬼でさえもケツを絡げて逃げっちまう、血も涙もねぇ修羅でさぁな」

「ふむ、それも悪うない。だが、この姿を見て解らぬか」

 鼻白む貞元に、白玉は片耳を伏せる。

「物解りの悪い鴉だぁねぇ。お前様ぁ、こんなのは捨て置きましょうや。どうせ何の役にも立ちやせんぜ」

「いやはや、相済まぬ。貞元どのの力強さに、修羅である以前に御侍であるっちゅうことを忘れ申した」

 九郎丸は哄笑してから、ぶるりと身震いした。貞元の目論見は九郎丸が想像していた通りのことではあるが、それ が成功した先のことを考えるとぞくぞくしてきた。遊女姿に化けている白玉は貞元が九郎丸を構っているのがあまり 面白くないらしく、先程から二股の尻尾を不機嫌そうに揺らしていた。
 かつて、丹厳が住職に化けて収めていた無縁寺は廃寺と言っても差し支えがないほどに荒れ放題だった。それも そのはず、以前は丹厳が周囲への建前ではあったが本堂の手入れをしていたからだ。だが、今となっては境内の 落ち葉掃きすらされておらず、雑草は伸びに伸び、墓場には葬られることのない骸が積み重なっている。亡霊の類 は貞元が手当たり次第に喰っているので祟りが起きることはなかったが、戦場さながらに散らばっている大量の骨を 恐れて住民達は無縁寺に近付くことはなくなっていた。妖怪の身であったが、出来ることなら九郎丸も近付きたい 場所ではなかった。貞元が宿す怨念が強烈すぎるからである。下手を打てば九郎丸も引き摺り込まれてしまいかね ないほどであった。だが、強い者の力を借りねば、九郎丸の本懐は永久に果たせぬであろう。
 九郎丸の目を気にせずに白玉と戯れ始めた貞元に一礼した後、九郎丸は無縁寺を後にした。日に日に高ぶって くる春の息吹を全身に感じながら、黒い翼を広げて柔らかな風を孕む。新緑の一歩手前という色合いの山々を高み から見下ろしながら、いつになく清々しい気持ちで鳴いた。愛する姫に、もうすぐだと伝えるために。
 八雲姫が求めて止まぬ、自由を勝ち得られると。




 遡ること、数百年。
 その昔、九郎丸はただの鴉として現世に生まれ落ちた。枝葉を寄せ集めた巣の中に兄妹達と共に詰め込まれ、 卵の殻にまみれてぎゃあぎゃあと鳴き喚いていたのが最も古い記憶である。卵を産み落とした鴉が銜えてきた虫を 兄妹に負けじと開け放った喉の奥に詰め込まれ、胃袋に飲み下しては血肉に変えていた。しかし、九郎丸は兄妹の 中では小さい方であり、生まれて間もない戦いでは負けっ放しだった。親も親で、肥立ちの悪い九郎丸よりも丸々と 肥えた兄妹にばかり気を掛けるようになり、いつしか口に入る餌はほとんどなくなっていた。日に日に大きくなる兄妹 とは裏腹に痩せ細っていった九郎丸は、巣立ちの日を控えてふくふくと羽根を膨らませた兄妹達によって、すっかり 手狭になった巣から突き落とされてしまった。羽根の生え揃っていない翼が乾いた地面に叩き付けられ、一度も風を 孕んだことのない翼が動かなくなってしまった。砂埃の立つ地面に転げた九郎丸は、力一杯鳴いて兄妹達に抗議 したが、誰一人として矮小な弟を顧みることはなかった。親もまた同じで、一瞥すら寄越してはくれなかった。せめて 巣の上に戻してくれと叫び続けたが、そのうちに声が嗄れてきた。
 精も根も尽き果てた九郎丸は、薄汚れた羽根と骨張った体の隙間を細かな虫に這い回られながら、死を覚悟して いた。あまり遠目の利かない目を凝らしてみると、辺りには大量の死骸が散らばっていた。それは九郎丸の体格の 数十倍はあろうかという四本足の生き物で、巣の材料にされている白い枝と同じ形のものが胸に並んでいた。それ が飢えで死んだ人間だと知るのは、随分と後のことである。
 ふと気付くと、九郎丸は温もりの中にいた。ここがあの世だろうか、と漠然と考えていると、薄暗い中にぼんやりと 白く丸い顔が浮かんだ。長い髪を背中に垂らし、何枚もの着物を重ね着して着膨れしている人間で、額に二つ並ぶ 丸い眉の奇妙さが目を惹いた。黒目がちな二つの目が、興味深げに九郎丸を覗き込んでいる。九郎丸が震える瞼を 開いて見返すと、その顔の主は僅かばかり口元を綻ばせた。

「丈夫な子ぞ。息を吹き返しよったわ」

 女は九郎丸の羽根の汚れを払ってから、折れている翼に袖口から出した指先を這わせた。

「折れてはおるが、繋がっておるぞ。大人しゅうしておけば、いずれ飛べるようになろうぞ」

 女は目を細めてみせたが、それがどういう意図なのかは九郎丸には計りかねた。女は薄暗い屋敷を行き交って 働いている従者に命じて椀に入れた水と生米を持ってこさせると、それを九郎丸の前に差し出した。九郎丸は女の 手中から首を起こすと、飢えに任せてクチバシを突っ込んだ。生米は硬く、虫を喰った時ほど腹は膨らまなかったが、 それでも何も喰わないでいるよりはマシだった。水を存分に飲んで渇きを癒すと、緊張の糸が途切れた。
 寝て起きた九郎丸は、また女の顔を目にした。西日の差す広間の中程で、分厚く重ねた着物を扇のように広げて 座っていた。その手には短冊があり、神妙な顔でそれを読んでいた。女は硯に横たえていた筆を取って、文机から 真っ新な短冊を取って何事か書こうとしたが思い止まり、筆を下ろした。女は白粉を塗りたくった顔を歪めかけたが、 九郎丸が目を開けていることに気付くと振り向いた。

「おや、起きたのかえ」

 クケェ、と九郎丸が小さく鳴くと女は裾を引きずりながら立ち上がり、九郎丸を横たえてある木箱に近付いてきた。 女は木箱ごと九郎丸を持ち上げると、水の残っている器に指を差し入れて濡らし、それを九郎丸に差し出してきた。 丁度水気が欲しかった九郎丸はクチバシを開き、女の指先を銜えて水滴を飲み下すと、女は口元だけで笑む。

「そうか、喉が渇いておったのかえ」

 女は簾に区切られた庭先に目線を投げ、ふうっと嘆息した。

「今宵もあの方は来られぬようだのう」

 九郎丸が首を傾げると、女は寂しげに目を伏せた。

「あの方が最後に来られたのは、春であったか、夏であったか……」

 広い庭には茶色い枯れ葉が散り、池には西日と紅葉で赤く染まった山が映り込んでいた。女は九郎丸の羽根を 丁寧に指で剥いていたが、また文机に戻って墨を浸した筆を取った。しかし、短冊に書き記すべき言葉がなかなか 思い浮かんでこないらしく、一文字も書かないうちに放り出してしまった。従者を呼んだ女は、九郎丸の入った木箱を 抱えて寝所に移動したが、女は唇をきつく引き絞っていた。
 その後、女はただの鴉に過ぎなかった九郎丸という名を与えてくれた。今にして思えば、寂しさを紛らわすために 自分を拾い上げたのだろう。女の名は八雲姫といい、つい先日裳着を終えたばかりであった。それと時を同じくして 結婚していた。だが、八雲姫の相手である上位貴族の若者は、八雲姫と契りを交わす以前に既に何人もの女性と 結婚していたのである。その中でも最も若く妻としての日の浅い八雲姫は、優先順位でいえば下方に位置しており、 夫である若者が八雲姫の住まう寝殿造りに訪れた回数のは片手で足りるほどでしかなかった。愛想を尽かされたと 知ってはいるが根が真面目で大人しい女であるため、他の男とうつつを抜かすことなどは出来ずにいた。それ故、 夫の寵愛を受けているであろう他の妻達への羨望が膨らむばかりだった。
 秋が過ぎて冬になろうと、夫は顔さえ見せなかった。八雲姫は時折短歌をしたためて従者に持たせ、夫の元へと 届けさせていたが、返事が返ってきても、内容はかなり素っ気なかった。それどころか、八雲姫を放っていることを 侘びることもなければ悔いることすらなかった。中には、他の妻に産ませた我が子を祝ってやってくれという鞭打つ ような短歌もあったほどである。それでも尚、八雲姫はじっと夫が来る日を待っていた。
 板の間に据えられた火鉢の傍から、降りしきる雪を見つめる女は厳しさだけを湛えていた。先日、僧侶の説法に 行かないかと同じ年頃の皇女から誘われていたのだが、それを断って屋敷に留まっていた。その理由は、顔すらも 見せなかった夫がとうとう屋敷にやってくるからであった。だが、昼を過ぎても牛車すら現れず、胸を高鳴らせていた 八雲姫は待ちぼうけを食らっていた。怒り狂いたいところを寸でのところで堪えているからだろう、八雲姫は膝の上で 結んだ拳を緩めなかった。とうとう夕刻が過ぎて日が落ちても、夫は来なかった。
 その夜、八雲姫は九郎丸を寝床に招いた。従者や他の者達から咎められてしまうので、木箱に蓋をした上で枕元 に置いてくれた。折れた翼はくっついて治ってはいたが飛べるほどの筋力が備わっていない九郎丸は、普段は邪魔に ならない位置に荷物のように置かれている。それは決まって縁側で、この季節はとてつもなく寒かったので比較的 温かな寝床に招かれたのは素直に嬉しかった。だが、床に就いた八雲姫は声を殺して泣いていた。九郎丸は苦労 して木箱から体を出すと、よたよたと歩いて近付いた。八雲姫は九郎丸を見、目元を覆う。

「とうとう来られなかった……。あの方は、わらわのことなどお忘れになったのじゃ」

 夫の名を口に出して嘆き悲しむ八雲姫に、九郎丸はどうしようもなく腹が立った。無論、その夫にである。八雲姫 が夫に宛てた短歌は試行錯誤を繰り返して書いたものであり、哀切な恋情が綴られていた。雪に閉ざされた山奥の 木々の如く、身を切る寒さに耐えてあなたを待っております、と。だが、夫は愛想の良い返事を返したきりで八雲姫 に近付きもしなかった。なんと哀れな女だろう。なんと嫌な男だろう。九郎丸は鳴き声を上げそうになったが、夜中と いうこともあって飲み込んだ。せめてもの慰めになればと、九郎丸は八雲姫に頭を擦り寄せた。

「九郎丸や、そなただけはわらわの傍にいてたもれ」

 八雲姫は少しばかり面差しを緩め、白粉を剥がしていく涙をそっと拭った。だったらもっと慰めてやろう、と九郎丸は 枕元に寄り添って体を伏せた。だだっ広い寝殿造りの中で時折見かける男女の逢瀬の真似事である。八雲姫は その意図を知ってか知らずか、九郎丸を優しく慈しんでくれた。その指先こそ冷え切っていたが、己を産み落とした 母親以上に愛情深い仕草がとても心地良かった。それから程なくして、八雲姫は寝入ってくれた。女の泣き濡れた 寝顔を見つめながら、九郎丸は鴉でしかない自分を悔やみに悔やんだ。
 冬が終わり、春を迎えた頃、にわかに屋敷が騒がしくなってきた。男も女も扇で顔を隠し、難しい言葉を交わして 真剣に語り合っていた。牛車ではなく騎馬の武士が訪れることが多くなり、男達を見かけなくなっていった。どうやら 大きな戦いが起きているらしい。八雲姫も不安げにその行く末を見守っていたが、ある日、八雲姫の夫である男が 討ち取られたとの報せが届いた。それを聞いた途端に八雲姫は気を失い、それきり寝込んでしまった。
 医者や易者が手を尽くしたが、八雲姫は起き上がれはしなかった。生きる気力が潰えてしまっているからである。 死んだ夫に代わって夫婦となる男と引き合わせてくれる者も何人かいたが、八雲姫は義理堅いことにそれらの話を 全て蹴ってしまった。食も細って水すらもあまり口にしなくなり、十二単を纏うことすら危うくなっていた。
 久し振りに起き上がった八雲姫は、青白く痩せていた。表情が緩むのは九郎丸と戯れている時だけであり、それ があるからこそ命が繋げていたようなものだった。それを知っている九郎丸は八雲姫を楽しませようと必死になり、 鳴き声を牛や馬に似せてみたり、ぴょんぴょんと飛び跳ねておどけてみせたり、八雲姫の肩や手に載ったりもした。 そんなことを繰り返していると、声を立てて笑うことこそなかったが、ほんの少しは笑みを見せてくれるようになった。 けれど、食は細ったままで寝床から外に出ることはほとんどなかった。
 貴族の間で起きた内乱は日を追うごとに激しさを増し、ついには八雲姫の住まう寝殿造りにまで及んだ。その原因 は他でもない八雲姫の父親であり、平氏を見限って源氏に寝返ったのである。当然のことながら平氏である貴族達 は報復に打って出た。八雲姫の父親が一族徒党を都から引き上げさせる前に、襲い掛かってきたのである。
 馬に跨った武士達が、屋敷目掛けて放たれた火矢を切っ掛けにして雪崩れ込んできた。門を守っていた兵士達 は呆気なく斬り殺され、荷物をまとめさせていた八雲姫の父親とその部下達は応戦するも戦力が違いすぎた。女達 は重たい着物を脱ぎ捨てて逃げようとするが、その傍から殺された。火の手は束の間で屋敷全体に回り、寝殿から 庭から何から何まで赤い炎の舌に舐め尽くされていた。渦巻く熱風が灰を巻き上げ、死体が燃え盛る。鯉が緩やかに 泳いでいた池には、火の手から逃げようとしたが溺れ死んだ女達が何人も浮かび、解けた帯が漂っていた。侍女の 手で奥の間に押し込められた八雲姫は、懐に抱いた九郎丸を守りながら震えていた。
 敵と火の手が迫り、あわやというところで八雲姫は父親の腹心の部下によって救い出された。着物を脱がされて 身軽になると、その部下が操る馬に乗せられて辛くも屋敷を脱した。焼け落ちてゆく屋敷を見ないようにときつく目を 閉ざしながら、八雲姫は懸命に嗚咽を堪えていた。極限状態に陥ったが故に早鐘を打っている八雲姫の鼓動を肌 で感じ取りながら、九郎丸は泣き出したいほど腹立たしくなった。何の力もないことが、これほど辛いとは思っても みなかった。これまでは、漠然と人間になりたいと思っていた。そうなった暁には、薄情な夫に代わって彼女を存分 に愛してやっただろうに。だが、それだけではダメだと痛感する。八雲姫を懐に抱えて馬を走らせる武将を見上げた 九郎丸は、どうしようもなくこの男が妬ましくなった。八雲姫を守れる力が欲しいと、心の底から欲した。
 それから、二人を乗せた馬は野山をひたすらに走り抜けた。力尽きた馬は山道で倒れると、泡を吹いてそれきり 動かなくなった。武将は慣れぬ馬に乗り続けて骨の髄まで疲れ果てた八雲姫を気遣って、僅かな食糧を分け与えて くれた。そればかりか、九郎丸にも幾ばくかの米を差し出してくれた。武将の名は伊勢実近さねちかといい、古くから八雲姫 の一族と交流の深い一族の生まれであった。実近は八雲姫をしきりに励ましてくれたが、彼もまた長らく仕えていた 武将を失った苦悩に涙を浮かべていた。月明かりすらない真夜中の山中に身を潜めている二人は、どちらもひどい 格好ではあったが、互いに頼るものがないことも手伝って自然と体を寄せ合っていた。
 それから、八雲姫と実近の逃避行が始まった。九郎丸は傷も癒えていて体も成長していたので、飛ぼうと思えば 飛べたのだが、八雲姫が寂しがるので片時も離れなかった。大事な姫君に実近に手を出されてはたまらない、とも 思ったからでもある。しかし、九郎丸の下世話な懸念とは裏腹に実近は忠義に厚い男だった。何に付けても八雲姫を 第一に考えてくれ、些細なことであっても気に掛けてくれた。当初、生まれも育ちも貴族である八雲姫は異性との距離 が近すぎることを戸惑ってばかりであったが、それに慣れてくると実近と親しくするようになった。
 鴉に過ぎぬ九郎丸は、それをただ見ているだけであった。





 


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