鬼蜘蛛姫




あとがき


 鬼蜘蛛姫はこれにて完結です。読了、ありがとうございました!
 サイト上での連載の繋ぎにでもすっかぁという気楽な気持ちで書き始めたのですが、そのせいで練り込みが甘い のなんので、その都度壁にぶつかりました。途中で一ヶ月近く間を開けてしまったのもあり、書き直しに書き直しを 繰り返し、展開と設定に何度も何度も試行錯誤し、どうにかこうにか完結まで漕ぎ着けました。
 戦国時代、妖怪、ダウナー系愛憎劇とこれまでに書いたことのないものの連続だったので、自分の力量のなさ を嫌ってほど痛感しました。色々と辛かったですが、根性でなんとか乗り越えました。やったぜ自分。
 以下、自己満足な裏設定。
 キャラ名で大体の察しが付くかと思いますが、荒井一族は純情戦士ミラキュルンに登場するクモ怪人、アラーニャ の先祖です。彼女の本名は荒井久仁恵で、荒井家の末裔です。最後の最後で久頼と八千代の間に産まれた人間 と妖怪の合いの子の特に濃く引いているのが久仁恵で、それ故に荒井家の直系が受け継ぐ久の字が下の名前に 入っているのです。ちなみに、久仁恵の親戚である人型クモの女性、八重は八重姫の生まれ変わりというわけでは なく、八重姫にあやかった名前を付けられた、というだけだったりします。久仁恵の過去話に出てきた昔話は現実の ものであり、ミラキュルン世界では色んな境界が緩んでいるので、妖怪も怪人として生きていられるのです。

 最後の最後まで、至らないところだらけの拙作に付き合って下さった皆様方。
 ここまでお読み下さったことを、心より感謝いたします。

 本当にありがとうございました!



11 12/17 あるてみす 拝


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