Metallic Guy




第四話 ブルー・スカイブルー



あたしの部屋の壁は、今日から直す作業が始まった。
せめて最初と最後ぐらいは、壁が塞がる様子を見届けたいと思っていたのに。
なのに。
ああ、なんでこうなるのだろう。
その後でまだまだ残っている宿題と、昨日の夏期講習の復習をやっているはずだったのに。なぜあたしは。

インパルサーの上に、またがっているのだろう。


MDプレーヤーから外したヘッドフォンのコードが、ずるっと伸びた黒いあのケーブルに繋がれている。
あたしはヘッドフォンを付けてから、そのケーブルを邪魔にならない場所へ移動させ、畳の上に落とす。
膝立ちとはいえ、大股開きで俯せになったインパルサーの上にまたがっているこの格好は、かなりはしたない。
おまけに、よりによって今日はスカートだ。
物凄くいたたまれなくなりながらも、なんとか堪える。
顔を上げると、首だけ百八十度回してこちらを見ている彼と目が合った。まるで、どこぞのホラー映画だ。
あたしは父さんの工具箱から拝借してきたドライバーを持ち、尋ねた。

「で、どうするの?」

『まずは、ブースターを止めている両脇のボルトを全部外して下さい』

ヘッドフォンの奥から、インパルサーの声が聞こえてくる。
ああ、どうしてこんなことになっているのだろう。



発端としては、今朝だった。
反重力装置、というかアンチグラビトンコントローラーを直したい、と言ってきたのだ。
前に手伝う、と約束していたことを、あたしは忘れかけていた。
でも今日から工務店の作業員が来ることになっていて、そうそう派手なことは出来ない。
そして出た結論が、この状態というわけだ。
インパルサーは、外してくれれば後は自分でやる、と言ったのであたしはさっさと外してしまおうと思っていた。
だが、そう簡単に行くものではないらしい。
ブースターを固定しているネジを外しても中にコードがずるずるあるらしいし、中身は結構デリケートだという話だ。
そんなに大事な部分を修理するために、インパルサーがあたしみたいなズブの素人の手を借りているのは、頼れる相手があたしぐらいだからだろう。
でも、あたしが彼の立場だったら、同じ思考だっただろうと思った。



「ボルト…」

あたしは彼の腰の両脇に手を付き、体を傾けた。
銀色の円筒の下には平らな部分があって、その奥には塗料で潰れているけど、確かにネジがある。
でもそれに開いている溝はマイナスでもプラスでもなく、なんとも言えない形をしていた。
あたしはとりあえず、マイナスドライバーを当ててみた。かちっ、と横長の細い溝にドライバーの先が填る。
ぐっと力を込めて回してみるけど、まるで動かない。
何度か挑戦した結果、やっと少しだけ動いて、ぱきぱきっと上に薄く塗ってある塗装が剥がれていった。
塗料が剥がれた後は結構簡単で、くるくる回していくと一本目のネジは外れた。

『そう、それです』

インパルサーの声。ヘッドフォンから聞こえてくると、なんとも違和感がある。
でも、外へ彼の声を洩らさないためには仕方ないことなのだ。ああ、やりづらい。
あたしはその隣にあるネジに、またドライバーを当てる。
力を入れてぎりっと何度か回していくと、塗装が剥げ、やっと動いた。
二本目を外しながら、あたしはこちらを見上げている彼を見た。

「ねぇ」

『はい? ボルトはあと八本ありますが…』

「そうじゃなくてさ」

あたしはスカートの裾を握り締め、下へ引っ張った。

「見えるでしょ、絶対」

『見えると言いますと…その中、ですか?』

「そ」

あたしは目を逸らしながら、頷いた。
インパルサーは考えるように軽く首をかしげていたが、返した。

『見えると言えば見えるかも知れませんが、見えないと言えば見えないかも知れません』

「見ても忘れて」

『了解しました』

首から下が俯せになっているため、彼は敬礼出来ない代わりに頷いた。
あたしはスカートの裾から手を放し、またネジを外しに掛かった。
いくら相手がロボットとは言え、気になるものは気になるのだ。
一度意識してしまうと途端に恥ずかくなったけど、スカートをパンツに履き替える方が恥ずかしいかも知れない。
うちの中は作業員の人達がいるから、どうやっても着替える場所はここになってしまうから。
そんなことをぐるぐると考えていたため、あたしの手元は狂った。
力を入れていたドライバーがずれ、がりがりっと嫌な音と共に先が青い塗料が削れていった。
すぐに手を止めたけど、既に傷は出来上がってしまった後だった。

ぱらぱらと粉になったマリンブルーが落ち、あたしはその傷を撫でた。

「あ…」

『どこですか?』

「肩甲骨の辺り…かな」

『ケンコウコツ? 今由佳さんが触っている辺りは、ショルダーパワーモーターの内蔵されている部分の真上です』

インパルサーが、あたしの手元を見た。

『…見事に、削れちゃってますね』


明らかに、彼はショックを受けている。
そりゃそうだろう。外からはよく見えない部分とはいえ、塗装に傷が出来ちゃったのだから。
まるで十円傷だ。あたしはそれを押さえながら、苦笑した。

「…ごめん」

『いえ…』

ふいっと遠くを見るように、インパルサーは視線を外した。

『気にして、ませんから…』


いや、明らかに気にしてるだろ。
そう突っ込みたくなったけど、敢えて言わないことにした。また落ち込ませて、泣かせたりはしたくないし。
あたしは何も言わず、十円傷ならぬドライバー傷の隣のネジを外すため、また力を込めた。
ぎしり、と太股の間でインパルサーの腰が強張ったのは、気のせいではない。
ごめんよ、パル。今度は、しっかりやるから。



ブースターを止めているネジを、八本全部外した。
なくさないように、それを紙皿の中に入れておく。
これは、何かを修理とか分解とかするときに良く父さんがやっていることを真似してみただけだ。
その紙皿を少し離れた場所へ追いやり、あたしは畳の上に広げた新聞紙の上から、さっきのより一回り小さいドライバーを取った。

『次はケーブルをお願いします。ブースターの下にありますから、見れば解るかと』

「ケーブルねー」

あたしはそうインパルサーに返しながら、ブースターに手を当てた。
ネジを外されたブースターは、今にも外れそうな感じがしている。
あたしはブースターから生えている翼を掴んで、持ち上げてみようとした。
が、微動だにしない。
立ち上がってからもう一度翼を掴み、ぐっと力を入れてみた。だけど、結果は同じだった。
あたしは深く息を吐いてから、彼の上に腰を下ろした。

「重ー…」

『僕の体重の二十八パーセントは、ハイパーアクセラレーターブースターですから。重くて当然です』

「んじゃ、どうやって外すのよ? あたしじゃ持ち上げられないもん」

『ちょっと待って下さい…』

そう言い、インパルサーはちょっと肩を動かした。
するとぐるんと肩装甲の下で腕が回って、肘が逆向きになる。
逆関節にした腕を上げると、おもむろにブースターを持ち上げた。

『これでいいですね。この下のケーブルをブースターに接続させているパーツを外してからでないと、ケーブルを外すことは出来ません』


三本ある円筒形のブースターの裏からは、ずるずると何本もケーブルが伸びている。
赤とか青とか、色とりどりだ。太さもそれぞれで、太いのもあれば細いのもある。
あたしはそれを眺め、ふと思ってしまった。

「時限爆弾?」

『違いますよ』

と、冷静にインパルサーが返した。うん、そりゃそうなんだけどね。
彼はもう少しあたしに見やすくするためなのか、持ち上げたブースターを斜めにした。

『一番太いのはエネルギーケーブルですから、傷付けないで下さいね』

「了解」

あたしは、ドライバーを握り締めた。
何本も絡まっているケーブルを、引っ張らないようにしながらずらした。
一本を残して分けてしまうと、その一本を固定している四角い部分を見上げた。
四つの角にきっちり一つずつ、小さめのネジが填っている。
あたしは上を見ているために首の後ろが痛くなりながら、その小さなネジを外した。
これもまた硬く締めてあったが、結構すんなり外れていく。潤滑油が、ちゃんと差してあるんだろう。
落ちたネジを手に取り、二つ目の紙皿に落とした。
それを繰り返し、やっと一本の赤いケーブルが露わになる。それをちょっと引っ張ると、ぱちん、と外れた。
あたしは外れたケーブルを持ったまま、ブースターに顔が隠れてしまった彼に尋ねた。

「外したケーブル、どうしよう?」

『とりあえず、横に置いておいて下さい』

「うん」

あたしはそのケーブルを束になっている方とは反対側の、右側に置いた。
そして、もう一本目を外しに掛かる。
ちりちりとネジを回しながら、ふと思った。

「ねぇ、パル」

『はい?』

「首が反対に出来て、腕も反対になるんなら、腰も逆にして背中を真正面に向けられるんじゃないの?」

そう思った。
大抵の関節を逆に出来るなら、背中を前にして、胸の位置にしてしまえばいいのではないか。
そうすればきっと、自分で背中のブースターを外せるだろう、とあたしは考えた。
インパルサーは首を横に振ったのか、キュイン、と小さなモーター音が二回した。

『いえ、それは無理です。手元が完全に見えませんし、下手をして細かいボルトをなくしたら元も子もありません』

「あ、そうか」

確かに、ネジをなくしたら一大事だ。締まる場所が締まらないと危ない。
だけど、あたしはここで新たなことに気付いた。
外すのが人任せなら、付けるのも人任せなのではないか、と。
いや、でもそれは当然のことだ。最初から全部出来るなら、あたしに頼むことなんてない。
今日も、宿題は出来なさそうだ。



ケーブルを全て外し、細かいネジを紙皿の上に転がす。
その量は結構あったので、あたしは一応数えてみた。全部で四十八個。
ケーブルは十二本だったから、数はちゃんと合っている。一つも、今のところはなくなってはいない。
あたしは紙皿を蹴飛ばさない位置に置いてから、立ち上がった。
背中を伸ばし、肩を伸ばす。

「腰に来るなぁ、もう…」

体を思い切り逸らしてから、耳に引っかけているヘッドフォンを片方外した。
あんまり重くないものとはいえ、ずっと付けていると窮屈だ。
その残した片方に、ブースターを持ったままのインパルサーが言った。

『由佳さん』

「何?」

『修理に使う部品、持ってきておいてくれませんか?』

「うん、解った。そろそろお昼だし、ついでに持ってくるよ。で、どこにあるの?」


『冷蔵庫です』


あたしは、なんとなく気が抜けた。
確かにそこは温度が低くて、多少はあるかもしれないけどそんなに湿気はない場所だ。
でも、だからってなんでわざわざ冷蔵庫なのだろう。
あたしはふと思い付き、言ってみた。

「それ、母さんが入れたんでしょ」

『はい。よく解りますね、由佳さん。どこに入れようか考えていたら、お母様が入れて下さいまして』

「だろうと思った」

あたしはもう片方のヘッドフォンも外し、彼の隣に座った。
そして肩を伸ばすと、固まっていたからちょっと痛い。
首筋を指で押しながら息を吐いていると、足元に置いたヘッドフォンから音が出た。
あたしはそれを取り、耳に当てる。いちいち面倒だ。

「はいはい?」

『足を広げて座るのはどうかと思いますよ、由佳さん』


そう言われて、あたしは足を閉じた。胡座に近い状態になっていて、思い切りスカートが広がっていたのだ。
すぐに、あたしはスカートを押さえた。
ヘッドフォンを握り締めたまま、恥ずかしさと情けなさで、思わず座り込んでしまった。
ああ、なんだかあたしはこればっかりな気がする。
ヘッドフォンの向こうから、インパルサーはまだ何か言っていた。

『でも、何がそんなに嫌なんですか?』

「指摘しておいて、解らないの?」

『はい。由佳さんがあんまり気にするので、言ってみただけ、と言いますか…』

「言わんでよろしい」

『そうなんですか?』

「そうなの!」

あたしはそう押し切ると、ヘッドフォンを置いて立ち上がった。
色んな意味でぐったりしながら、ふすまに手を掛けようとした。
が、あたしは開けるに開けられず、固まってしまった。
たぶん作業員と思しき人間の足音と声が、目の前の廊下を通っていったのだ。行き先は、たぶんリビングだろう。
階段は、目の前だ。ここを通らないわけがない。
ついでにリビングは、廊下を挟んで斜め左に位置している。あちらから、こちらの様子は見ることが出来るだろう。
廊下はそんなに長くないから、ふすまもリビングから見えているし、音の感じからしてドアは開いている。
ということは、今これを開けたら背後に横たわる、死体みたいなインパルサーが見えてしまうというわけだ。
どうしよう。いい加減お腹も空いているというのに。

困り果て、あたしはふすまの前に座り込んでしまった。


項垂れてふすまに寄り掛かっていると、それが動いた。
よろけながら離れると、細く開けた隙間に母さんがいた。
あたしを見下ろし、バラバラになっているインパルサーを見、少し笑った。

「結構、大変そうねぇ」

「出るに出られないんだけど」

「だろうと思いまして。ちゃんと持ってきましたよ」

と、母さんは片手に持った盆を差し出した。
その上に乗るのは、色鮮やかなくし形のトマトや鶏のささみ、千切りのキュウリや薄焼き卵の載った麺の器。
冷やし中華と一緒に麦茶を載せられた盆を受け取り、あたしはそれを勉強道具が並ぶテーブルに置いた。
母さんは軽く手を振り、頑張ってね、と言い残してふすまを閉めた。
あたしは、五体投身をしたい心境になっていた。それ程までに、ありがたく思えたのだ。




シャーペンでテーブルを突いていたが、止めた。
目の前に広げてある解答用紙は、半分程埋まっている。
隣に広げた新聞紙の上に座って、インパルサーが複雑に組み合わされた箱みたいなものを直している。
アルバムCDのケースくらいの大きさで、ケーブルを全部外したその奥、彼の胸の後ろ辺りに入っていたものだ。
外したブースターは箱の隣に置いてあって、ついでに整備するんだという。
「パル 部品」の冷凍保存バッグは、本当に冷蔵庫の中に入っていて、出したときには冷え切っていた。
インパルサーは、結構太めの指だというのに、次から次へと小さな部品をばらしていく。器用だなぁ。
あたしはそれを横目に見つつ、シャーペンをこん、とテーブルに当てた。

「それって、ただの箱じゃないの?」

『箱じゃないです』

ヘッドフォンは、まだ繋がったままなのだ。
あたしは、音楽を聞く代わりに彼と会話している。

『これがアンチグラビトンコントローラーなんです』


彼が片手を出して伸ばしたので、あたしはなんとなく手を広げて向けた。
ぽとりと手の中に落とされたものは、焼け焦げていて、八角形で鋼色をしている親指の爪くらいの大きさのモノ。
それをまじまじと見てみると、見たこともない文字や記号が並んでいる。
あたしがそれをひっくり返したりしていると、インパルサーの声が聞こえてきた。

『その回路が、アンチグラビトンコントローラーのリミッターなんです。これが過熱で焼けてしまったことが、僕の故障原因です。それが壊れていると、アンチグラビトンコントローラーを作動させてもエネルギーコンディションが安定せずに過負荷が掛かり、結果としてメインジェネレーターが過熱して膨張してしまいます』

「過熱、膨張ってことは爆発しちゃうの?」

『はい』

彼は頷く。

『そうなってしまうと全て焼き切れてしまい、リペアも効かない状態になってしまいます。だから、それを未然に防ぐために僕はアンチグラビトンコントローラーの機能を落として、落下軌道を調節した結果が』


「が、あたしの部屋の壁なのか」

考えてみれば、結構凄い偶然なのかも知れない。
落下しているから、軌道はそうそう変えることは出来ないのだ。
この辺りには他にも住宅地はあるし、裏山に落ちることだって考え得ることだ。
落下を始めた高度がどのくらいなのかは知らないけど、それにしても、相当な高さから落ちてきたのだろう。
だとしたら、あたしの部屋はなぜ壁程度で済んだのだろう。
そう思っていると、彼が答えた。

『視界にここが、いえ、由佳さんの部屋の壁が見えたので軟着陸のためにリバーススラストしたんですが、落下速度が弱まり切る前に突っ込んでしまったんです』

「パワーが足りなかったんじゃないの?」

『はい。実際、僕はちょっと計算を間違えまして。地面に合わせちゃったんです、リバーススラストの出力を』

「それじゃあ壁が壊れて当然、てわけか」

あたしはそう言った後、修理を続ける彼を眺めた。


ヘッドフォンのコードの先は、あの黒くてうねるケーブルだ。
でも、今伸ばしているケーブルは充電のために使っていたあれとは違う。
彼の片耳を覆っている、銀色の丸みを帯びた逆三角の後ろから出ていて、ちょっと細めだ。
その先のジャッキがなぜ合うのか、というのは、彼がケーブルの接続部分を調節したからだ。
最初はヘッドフォンと彼のジャッキが合う大きさではなかったけど、今はぴったり填っている。
便利だなぁ、と思う反面、金属が生き物じみた動きをしていることで彼がただの機械だとは考えられなくなってきた。
インパルサーは生きているのだ。機械だけど、生きているのだ。

あたしには、もうそうとしか思えない。



「それ、あとどのくらいで直るの?」

そう聞くと、インパルサーは顔を上げずに返した。

『順調に行けば、明日にでも』

「そか」

『由佳さん』

「ん?」

『この星の空は、凄く綺麗です。今まで僕の見知ってきたどの惑星の、どの空よりも綺麗な色をしています』

日が落ち始めて、西側がオレンジ色に染まった窓の外を、彼は見上げた。
青い装甲が眩しく照らされて、ぎらりと光を跳ねている。
羨ましげに空を見ていたマスクフェイスの横顔が、こちらへ向いた。

『また飛べるようになったら、僕は』




『あなたと、あの空を飛びたいと思います』



あたしは、思わず黙り込んでしまった。
インパルサーは、じっとあたしを見ている。
つまりそれは、その、なんだ。空中デートのお誘い、ということになるのか。
冗談でしょ。いや、冗談だと言ってくれ。
でもインパルサーがそんな気の利いた冗談を言えるような人格ではないことは、あたしが一番よく知っている。

つまり。

「…マジ?」



『はい』

深く、インパルサーは頷いた。



ずっとヘッドフォンをしていたから聞こえなかったけど、二階から壁を直す作業の音がする。
今日のところは終わりにするようで、ちょっと騒がしい。
ぼんやりとそれを聞き流しながら、あたしは思ってしまった。

まさか、まさか。
本気でラブコメになるんじゃないだろうな、あたしとパルは。
この情けないけど気の優しいでかいロボットと、惚れたの妬いたの愛だの恋だのやり合う日が来るんだろうか。
本気で、そんなことになるのだろうか。
まるで想像が付かない。
でも。


ちょっとだけ、悪くないかもしれない、と思ってしまったのはなぜだろう。







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