横濱怪獣哀歌




怪獣使イ対怪獣使ワレ



 高架橋の下へ戻ると、麻里子と御名斗は姿を消していた。
 その代わり、一人の帝国軍人が狭間達の帰りを待っていた。田室正大陸軍中佐だった。狭間はぐえっと喉の奥で 声を潰し、回避しろとヒツギに命じようとしたが、田室はその隙を与えなかった。マントを翻して怪獣義肢の左腕 を振り翳し、手の甲の目から伸ばした赤い鞭で夕日を切り裂いた。鞭が通り過ぎた箇所の空気は焼き切られ、熱線 の如き鋭い熱風が襲い掛かってきた。ヒツギは身を反転させるも間に合わず、右翼の根元に熱風の刃を受け、翼が 動かなくなった。大きく仰け反ったヒツギは意識を失い、落下し始めた。真下には高速道路が伸び、緊急事態により 多数の車が乗り捨てられていた。このままではいけない、と狭間は枢を揺さぶると、枢ははっとして吼えた。
 祝詞よりも荒々しく、歌よりも単純だが、確実に怪獣の脳を呼び起こせる咆哮だ。途端にヒツギは意識を戻し、 ついでに乗り捨てられた車達も息を吹き返して唸り始めた。だが、安心するのはまだ早い。ヒツギは片翼を広げてから 大きく息を吸い、腹を膨らませる。アスファルトまではあと五メートル、三メートル、と死が目に見えて迫ってきた 瞬間、ヒツギも吼えた。彼が吐き出したのは熱線ではなく衝撃波で、落下予定地点には直径三メートル近い大穴が 出来上がり、ヒツギはその反動で自分を持ち上げ、狭間に枢を任せてから、右翼を右腕で広げて風を掴んだ。
 ぐるりぐるりと旋回し、高速道路に着地する。途端に追撃が襲い掛かり、またもタヂカラオの赤い鞭がヒツギの背 に叩き付けられる。分厚い皮膚が切り裂かれて翼の根元も完全に断ち切られ、骨までもが両断された。熱い体液を ぼたぼたと落としながら、ヒツギはよろけるも、懸命に枢を庇う。

〈人の子、私はこの男をどうにかする。だから、早く〉

「馬鹿言え、お前とタヂカラオが戦っても光の巨人は出てきちまうんだ。俺が中佐をなんとかする」

 それに、ヒツギが倒れれば枢の心も折れてしまう。狭間はヒツギを制してから、がくがくと震えている枢を 一瞥した。顔色は真っ白で、今にも気を失ってしまいそうだ。

「貴様は正義の味方にでもなったつもりか。だが、正義はこちらにある」

 赤い鞭をしなやかに波打たせながら、田室はマントを捨てる。その腰で、ライキリががたがたと鳴る。

〈そういうことだ、さっさと降参しておいた方が身のためだ!〉

〈正大にケンカを売ろうだなんて、一千万年ほど早いぜ!〉

 外骨格を軋ませるほど大笑いしているのは、彼の左腕のタヂカラオである。実際、その通りなのだが、ここで 光の巨人まで出てきてしまったら事態の収拾が付けられなくなる。あれを呼び出すのは最後の手段であり、何が なんでも取り除かなければならないモノが現れた時に限る。だが、それは今ではない。
 小次郎特製ミックステープ入りラジカセを枢に預けてから、狭間は考える。真っ当に戦って勝てる相手ではない ことは百も承知だし、下手な小細工もまず通用しない。車の動力怪獣達をけしかけようとも、ライキリとタヂカラオが 簡単に切り捨ててしまう。当てに出来そうな怪獣がいるようでいないようで、いや、いる。狭間は田室の冷静では ありながらも熱い戦意を宿した目から目を逸らすまいと踏ん張りながら、怪獣電波を放った。

〈ミドラーシュ、どうせ全部見てんだろうが!〉

〈おやおやこれは珍しいね、人の子の方から私に声を掛けてくるとは。そうさ、ガラスを通じて君の姿をじっと 観察し続けていたよ。君が我が身と天の子を犠牲にしてエレシュキガルを火星に追放した瞬間も、その後のことも、 囚われの身となっている最中に中途半端に回復した体力と性欲を持て余して困り果てていたことも〉

〈それはこの際どうでもいいから、ちょっと力を貸してくれ!〉

〈では、その対価を支払ってもらおうか。君の心を覗きたくて仕方なかったんだよ、人の子〉

〈だったら、俺の腹の中なんて好きなだけ探りやがれ! どうせ下らないものしか詰まってないんだ!〉

 高ぶらせた怪獣電波をガラスというガラスに目掛けて発してから、狭間は駈け出した。戦闘で高揚するライキリと タヂカラオが漏らしてくれる怪獣電波のおかげで、田室がどんな攻撃をするのかは解っていた。しかし、解っている からといって避けられるものでもない。なので、車の間を縫うように走り、擦れ違いざまに熱気が籠る車のボンネット を規則正しく叩いて無理に起こさせては田室に突っ込ませた。ツブラの歌の音階は狭間の音感では再現しきれない が、テンポだけなら覚え込んでいるので、それと怪獣電波を同時に与えてやれば動かすことだけは出来る。
 セダン、ワゴン、トラック、セダン、セダン、トラックトラックトラックトラック。狭間が叩き起こした車達は田室に 襲い掛かるが、どれもこれも笑えるほど簡単に薙ぎ払われていく。赤い鞭で車体を解かされながら切られ、或いは煌めく 白刃に真っ二つにされ、積み荷やシートの中綿を撒き散らしながらスクラップの山を築いていく。枢は半死半生の ヒツギが守っているが、なるべく早く田室を片付けなければ拙い。だから。
 車列が途絶えたところで立ち止まった狭間は、振り返る。田室の足元には、粉々に砕けたフロントガラスが無数に 散らばっていて、さながら氷の粒のようだった。機械油の燃える匂いは戦地を思い起こさせるのか、田室の面差しは 険しさを増す。軍歌の底でじゃぎりとガラスの粒を潰し、隻腕の男は青年を見据えた。

「貴様は我らの作戦を知った上で、このような行動を取るのか。見通しが効かないな」

「この際だから言わせてもらうが、ブリガドーンが落ちてきたら何千人死ぬと思っていやがる!」

 狭間は北西側から落下しつつある空中庭園怪獣を指して叫ぶが、田室は少し眉根を寄せただけだった。

「案ずるな、あの程度の怪獣は魔法使いが退ける。落とすふりをするだけだ」

「怪獣使いを引き摺り下ろすためなら、その他大勢は犠牲にしても構わないってか。お偉い軍人様だな」

「貴様が私に従うと言えば、全て不問にしよう。印部島の件も、私の追跡から逃れようとしたことも、民間人の車両を 破壊したことも、怪獣使いを誘拐したことも、何もかもだ」

「そいつはどうも」

 狭間が靡かないと解り切った上でそんな話を持ち掛けてくるのだから、田室も性根が悪い。ミドラーシュの声 は弱めの怪獣電波を通じて聞こえてくるが、かなり乗り気だった。気持ちは嬉しいが、田室が死なない程度にしてくれ ないか、と狭間が注文を付けると不満げな電波が返ってきた。どうせやるなら徹底的に、という性分は結構だが、他の 機会に発揮してほしいものである。
 フロントガラスの破片、バックミラー、サイドミラー、折れ曲がったホイール、ビルの窓ガラス、信号機のレンズ、 道路に乗り捨てられた自転車のリフレクター、車のヘッドライトのレンズ、ありとあらゆるガラス製品がちかちかと 瞬いている。田室がその異変に気付いた途端、ミドラーシュは己の力を惜しみなく発揮した。反射に反射を重ねて 増幅させた光量を一点に集中させ、針よりも細い熱線をタヂカラオの目に刺した。銃撃よりも衝撃は軽いが、貫通力 は段違いだった。炸裂音の後、田室は左腕を後方に反らした。

「ぬあっ!?」

 左手の甲に埋まっていた赤い目玉が、見事に吹き飛んでいた。ミドラーシュの超高熱の熱線が、着弾した瞬間 にタヂカラオの眼球の内液を沸騰させたからだ。赤黒い肉片と体液と神経と血管と思しき紐が垂れ落ちると、田室は 激痛に見舞われたのか、奥歯を折りかねないほど強く噛み締めた後、喚いた。

「貴様、また怪獣を操ったな!」

「操ったというか、協力を求めただけです」

 タヂカラオさえ黙らせられば、後はどうにでもなる。狭間は田室との距離を測りつつ、追撃の光線を仕込みつつ あるミドラーシュを制した。田室を撃ち抜かれると大事になる。

「俺だって、自分のしていることが本当に正しいだなんて思っちゃいませんよ」

「ならば、貴様にとっての正しさとは何なのだ!」

 帝国軍人の意地なのか、田室は額に脂汗を滲ませながら左腕を握り締めるが、体液の流出は止まらなかった。手の甲 から手のひらに掛けては眼球と同等の大きさの穴が出来ており、血濡れたアスファルトが覗いていた。それでも気絶 しないどころか、両膝を怒らせて立ち上がろうとする田室に、狭間は気後れしかけた。相手がそこまで頑張っているの だから少しぐらいは譲歩してやってもいいじゃないか、とすら考えかけたが、すぐに思い直す。

「ツブラに惚れたことですよ。それ以外の全部は否定されても構いませんが、あれだけは」

「シャンブロウか、あれが貴様をそこまで狂わせるのか! 怪獣使いに弓を引かせるほどに!」

「手っ取り早く火星に行くには、宇宙飛行士になることよりも、怪獣使いの伝手を使って宇宙怪獣戦艦を見つけ出す方が 余程早そうですからね」

「そんなつまらぬ劣情が、我らの大願を阻むのか!」

「死んだ人間を追いかけ続けるよりも、少しは健全だと思いますけどね」

「戯れ言を!」

 立ち上がろうとするが膝が伸びきらず、這いつくばった田室は、それでもライキリを抜刀しようとした。しかし、抜き 切れなかったばかりか右手が滑り、柄から外れた。体液が絡む刀身に赤い目が現れ、狭間を睨む。

〈俺達はもっと高みへ昇れる、魔法使いはそれを教えてくれた、それも間違っているって言いやがるのか!〉

「そんなもん、ヤクザのドスだったお前なら嫌ってほど知っているだろうが」

 狭間は心苦しくはあったが、激痛に喘ぐ田室を蹴って転がし、ライキリの柄を取る。刀身をすらりと鞘から引き抜くと、 手の中で日本刀は暴れた。

〈あいつらの世界は魔法使いの世界とは別物だ、一緒にするな!〉

「俺からすれば、どっちも変わらん。手前勝手で傍迷惑で、無遠慮極まりない。特に怪獣に対しては」

 枢から又借りした麻里子のハンカチでライキリの柄を拭ってから握り直し、狭間は切っ先を刀の主に据える。無論、 切るつもりもないしライキリも硬直している。下水道の際はライキリが自力で浮かんでいてくれたので、重量が少しは 和らいでいたのだが、今は狭間に抗っているのでひどく重たい。

「俺はあなた方に恨みはないし、怪獣使いにもありませんが、魔法使いには言いたいことがあるんです。けれど、 あなた方がいると言いたいことを言わせてもらえないと思うので、下がっていてくれませんか」

「硫黄島で散らし損ねた命だ、今更惜しくもない」

 血と砂で汚れた頬を引きつらせ、田室は狭間を仰ぎ見る。その目には生気は宿っていたが、怪獣義肢をたったの 一撃で潰されてしまったからか、戦意は衰えていた。いや、そうではないのかもしれない。田室もまた、この戦い の愚かさを知っているから、止める切っ掛けを求めていたのかもしれない。愛する娘と部下達と、御名玉璽を盾に 国家の生殺与奪を掌握している国民のため、という大義名分を背負っていたから、疑問を感じたことを誤魔化して いたのでは。だが、その確証はない。黙した狭間に、田室は仰向けになると汚れた右手で襟元を緩める。

「どうした、さすがに軍人でもない貴様では人を切れんか。だが、案ずるな。私はもう人ではない」

 ぴくりとも動かないタヂカラオと繋がっている左腕の根元を押さえて、田室は目線を動かす。狭間ではない、枢を 探している。だとすれば、やはりそうなのか。いや、そうとしか考えられない。狭間はライキリを握り締めた手を 僅かに緩めかけたが、隙あらば逃れようとする刀を制した。

「中佐。あなたは――――枢さんを逃がすために、俺を捕まえたんですか?」

 田室は僅かに目を見開いたが、安堵したように細められる。凶相が綻び、険が取れる。

「だとすれば?」

「あなたはウハウハザブーンの一件を知っていたんですね。いや、知らないはずがありません。あの日、護国怪獣 が横須賀沖に現れていたんですから、玉璽近衛隊であるあなた方が配備されていないわけがないんです。増して、 要人である枢さんが見張りもなしに行動出来るはずがない。俺の存在と体質を知ったのは、その時ですね」

「大筋では当たりだが、私達が見張っていたのは綾繁枢と綾繁悲の双方だ」

「波号の進路を横須賀に決めていたのも、あなたですね。猿島に鮫淵さんを寄越していたのも、鮫淵さんであれば 俺達に力を貸してくれると知っていたから。ガニガニが暴走するのは予想外だったでしょうけど」

「ああ、そうだ。横須賀から横浜まですんなりと移動出来たのも、玉璽近衛隊の他の小隊に手を出すなと厳命を 出していたからだ。そうでなければ、何事もなく電車に乗れるはずもない」

「枢さんに敢えて真実を伝えたのも、外に放り出されても覚悟が決められるように、との配慮ですね。だとすれば、 ライキリとタヂカラオとカムロを回収しに来たのは、今回の事態とは全くの別件ですか?」

「そうだ。それを話すと軍紀違反になるんだが、まあ、この状況ではどうにもならんから言ってしまおう。ライキリ とタヂカラオとカムロは、綾繁定が崩れかけた肉体を繋ぎとめるために使いたいと言い出して、掻き集めてこいと 命じてきたのさ。タヂカラオをもう一度失えば私の命は危ういんだが、綾繁定にとってはそんなものはどうでもいい んだよ。そもそも、死生観がまるで違う。価値観もだ。世間から隔絶された世界で生きてきた、いや、死にながらも 生きていたから、あの戦争でさえも娯楽だとしか思っていなかったんだ。だから、ブリガドーンが落ちようが人間が 何人死のうが、綾繁定はけたけた笑うだけなんだ。魔法使いに狙われている、陥れられようとしている、と暗に伝えた んだが、全知全能の綾繁定様は神話怪獣にすら負けないと思い込んでいるもんだから聞きやしなかった。そういう女 だから、魔法使いも調子に乗ってこの有様ってわけだ。バベルの塔の破片もブリガドーンもいい迷惑だ」

 話すうちに次第に口調が砕けてきた田室は、軍人ではなく一人の男になっていた。 

「俺に止められると思うか、こんなことを」

 田室が頭を逸らしてブリガドーンを見上げると、軍帽が外れ、落ちる。

「魔法使いのおぞましさを知った時には、もう手遅れだったんだ。許せとは言わん、だが、俺と秋奈とあいつら が生き抜くためには魔法使いの狂気に同調するしかなかったんだ。軍人と言えども所詮は公僕、御上には逆らえん。 狭間君、いつ俺が本気ではないと気付いた?」

「今し方ですが、もっと早くに気付きたかったです。あなたの腕前なら、カムロとボニー&クライドと渡り合えて いたはずなのに、麻里子さんも御名斗さんもいなかったし、血痕もなかったので、やっと」

「なるほどな。だが、ボニー&クライドはともかく、カムロは俺では勝てん。使い手が使い手だからな」

 田室はぎぢぎぢと左手の指を強引に曲げ、無理矢理傷口を再生させて薄く幕を貼らせて止血したが、タヂカラオ の意識は戻らなかった。怪獣の脳は目からは離れているので死んではいないはずだが、ショックが大きすぎたよう だった。田室に断わってから、狭間はライキリの刃を使って彼の軍服を千切り、左手に巻き付けてやった。

「そういうわけだ、ライキリ。弁えてくれるな」

〈正大、そんなこと言わないでくれよ! 俺はあんた達が強硬派の怪獣の夢を体現してくれるって信じていたから、 ずっと付いてきたんじゃないか。なのに、こんな時に腑抜けやがって、これだから人間はクソッ垂れだ……〉

 小刻みに震えるライキリの言葉を狭間が代弁してやると、田室はライキリの鍔を指でなぞる。

「すまんな。お前に付き合ってやれるのはここまでだが、お前のような武器を振るえたのは帝国軍人の誉れだ。 もう一度出会うことがあれば、次はもっと上手く扱ってやれるように居合でも習うさ」

〈――馬鹿野郎が。もう一度俺の柄を握りたければ、居合なんかよりも剣術を習いやがれ〉

 ライキリの寂しさ紛れの罵倒も通訳してやると、田室は腰から鞘を抜いて狭間に渡してきた。その中にライキリ を収めようとしたが上手くいかなかったので、田室に口頭で日本刀の収め方を教えてもらうと、付け焼刃ながら もすんなりと入れられた。ついでに帯刀するために不可欠な下緒の付け方も教えてもらったが、洋服では紐を 結ぶところがないので、ジーンズのベルト穴に結ぶことにした。かなり不恰好ではあるが。

「ここから少し歩きますが、佐々本モータースという自動車整備工場にはまだ人がいます。電話番号もこの紙に書いて おきますんで、死にそうになったら電話をして迎えに来てもらって下さい。でないと、あなたの部下から死ぬほど 恨まれるんで。ライキリは後で返します、こいつは俺の手に余る代物ですから」

 財布を開いた狭間は、電器屋から失敬してきたボールペンを使い、衣料品店の領収書の裏に佐々本モータースの 電話番号を書き付けてから、田室の右手に握らせた。

「ああ。動けるようになれば、そこに向かわせてもらうとしよう」

「またお会いしましょう。その時は、ラーメンでも御一緒しましょう。旨いのを出す屋台があるんですよ」

 田室に一礼してから、狭間はむっつりと黙り込んだライキリを押さえて駆け出した。スクラップの山を摺り抜け、 機械油の匂いが充満する道路を抜けていき、ヒツギが作った大穴に辿り着くと、その傍では座り込んでいるヒツギ と泣くのを懸命に堪えている枢が待っていてくれた。狭間が戻ってくると、枢は顔を上げて泣き出しかけたが、 必死に押さえた。カムロは翼こそ動かせないが歩けはする、と言って立ち上がり、枢を抱き上げた。
 狭間が帯刀しているライキリについて枢に問われたが、その説明は後回しにした。田室中佐は敵ではないこと、 彼も生きるためにもがいていただけだったのだ、とはしっかりと伝えた。それから、改めて横浜駅を目指した。
 綾繁定に会うために。





 


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