ドラゴンは笑わないは、これにて完結です。読了、ありがとうございました。 最初はのらりくらりとした短編集になるはずが、いつのまにか陰謀と情念の蠢く長編になってしまいました。 どこで切り替わっちゃったのかと考えてみれば、「竜神祭の夜」辺りでしょうかね。何か、間違えちゃいました。 その後はやたらと重たい展開にずれ込んできてしまい、書く気のなかった方向に進むこと進むこと。 途中、書いていてきつかった部分もありました。「戦友の過去」もそうですが、「黒い雨 前中後」はかなり…。 それでも、楽しかったです。どのキャラも自分の趣味を詰め込んだので、動かすのが面白いのなんのって。 三人の主人公達は言うまでもありませんが、強いて挙げればグレイスが楽しくって仕方なかったです。 言動のへらへらした軽い男なんですが、やっていることがえげつないので、その落差がなんともいえず。 途中、少し冗長した部分もありましたが、書きたいこともほとんど書くことが出来たので満足です。 テーマというか話の主軸は、文中で散々書いたので解るとは思いますが、家族ってなんぞやってのです。 そしてその中心は、紛れもなくギルディオスでした。弟であり兄であり、父でもある存在なので。 修正も効きそうになかったので、このままでいいやぁと進めていったら、あんな方向に行っちゃいました。 どうせなら伏線も張って色々やってやろうとか考えて捻っていったら、かなり面倒なことにもなってしまいました。 ありがとうギルディオス、てめぇのせいだギルディオス(笑) 自キャラを笑顔で殴り付けたい心境です。 フィフィリアンヌとカインは、これから幸せになることでしょう。まともな家庭になるとは、到底思えませんが。 他の面々も、それなりに幸せになっていくことでしょう。 最後まで、私の拙い小説に付き合ってくれた読者の皆様方。 ディスプレィの向こう側より、感謝と愛を込めて。 どうもありがとうございました! Powered by NINJA TOOLS
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