彼らの邂逅 これが、三人の出会いである。 混沌の森の三人 奇妙な生活の、始まり始まり。 嗚呼、愛しのシャルロット 伯爵の、叶わぬ恋。 本の海の中で 好く者と、好かれる者。 飛翔せよ、カトリーヌ 空へ近付け、幼きワイバーン。 墓場の再会 剣を交えるのは、愛するが故。 拳銃事変 これも、一種の才能かもしれない。 訪問は吹雪と共に 突然の来客は、息子とその仲間。 灰色の城主 この男は、えげつない。 二人きりの地下迷宮 湿気に満ちた暗闇を、仕方なく進む。 主のいない家で そこにいたのは、見知らぬ相手。 仮面舞踏会 狩られた竜は、高貴な宴を飾る。 眠れるドラゴン 期待と不安の、彼の冒険。 女装日和 褒められても、嬉しくはない。 竜の棲まう都 異形の者を殺すため、彼女は故郷に還る。 異形の歌声 友人を得た娘と、その母親と。 雷雨の記憶 温かく、そして、痛々しい思い出。 竜に恋をした日 彼女の居ぬ間に、初恋の話を。 忘却の理由 気付いたことと、気付き始めたこと。 竜神祭の夜　前 全ては、呪術師の手の上で。 竜神祭の夜　後 熱き怒りを、喰らうために。 子守歌 素直になれない、母と娘。 遠き日の思い出 若き日の呪術師と、白き少女の恋。 悩める罪人 抗うことも、逃げることも出来ずに。 優しい涙 その味は、甘くて辛く、愛おしい。 帰り道 三人の、在るべき場所へ。 嵐の予感 厄介事は、次から次へと。 暗き死霊の城 亡者の満ちた、古き城を買いに。 告白の庭園 恋しさは、愛しさへと変わる。 愛しの我が家 そこは、かつて、彼が生きていた場所。 幼き日の追憶 殴られる方も痛いが、殴る方も痛い。 金の瞳の魔物達 人語を解す、異形達の目的は。 甘く苦き一時 触れられたのは、肌だけではない。 昼下がりの襲撃 眼帯の賞金稼ぎ、彼女の城へ来たる。 戦友の過去 記憶と共に蘇るのは、後悔。 白昼夢 虚ろな世界の底へ、堕ちていく。 傀儡の休日 石人形と人造魔物の、束の間の自由。 恋愛談義 理屈が、通らないこともある。 鎮魂歌 誰よりも、この人を愛しているから。 白き竜と黒き竜 高き理想と、辛き現実の狭間に。 従者の憂鬱 幼き魔性の子達は、主を思う。 妄想三昧 地下に潜み、ひたすらに喋る。 五年目の復讐 深淵は、どこにでも口を開けている。 母として、子として 不器用なら、不器用なりに。 深夜の密会 駒は動き、盤上は変わりゆく。 黒い雨　前 竜の棲まう城に、彼らは集う。 黒い雨　中 過去は解かれ、今に繋がる。 黒い雨　後 真相と、真実と、真意。 兄と弟 遺った物と、残された者と。 そして、竜は笑う 日常は、終わりなき世界と共に。