ドラゴンは滅びない
not Ruin Dragon



とある世界の、とある国のお話。
甲冑に魂を宿した死人の重剣士と、彼を取り巻く人ならざる友人達。
変な彼らの変な日常は、至って普通に過ぎていく。



人物紹介、etc

番外編




胎動する魂
朽ち果てた、世界の片隅で。

暁を求めて
より、高き場所を目指すために。

瓦礫に満たされた街
退屈なのは、誰しも同じ。

鋼鉄の乙女
それは、心を掻き乱す存在。

焦燥の矛先
気晴らしに、二人で遊ぼう。

逃亡の果てに
十年に及ぶ、逃避の行き着く先は。

恋、煩いし
じわり、じわりと、侵蝕されていく。

猛虎、現る
異能者達に、安らぎは訪れない。

烈火
時は、確実に流れている。

魔導兵器三人衆
その身は、戦うためだけにある。

辺境の楽園
人ならざる者達が、生ける場所。

苦杯
幼き心を、苦汁が満たす。

流浪する黒き竜
古より長らえし、竜が一人。

灰燼
魂さえも、灰色に染められて。

娘心
認めたくは、ないけれど。

夢幻泡影
淡い願いは、切り裂かれる。

高き星空の下で
二度と、会わなければよかったのに。

悩ましき午後
初めての恋の味は、甘酸っぱい。

彷徨える想い
思えば思うほど、苦しくなる。

退屈凌ぎは高尚に
時には、戦いではないことを。

汝、溺るることなかれ
水と戯れ、心を定め。

血を連ねる鎖
灰色の呪術師の、秘めたる悲願。

仲違いの夜
どうしても、相容れないこともある。


屋根の上の密談
誰にでも、話せることではないから。

罪過
それでも、戦い続けなければならない。

無垢なる悪戯
いけないことほど、楽しかったりする。

命、宿して
希望と絶望は、常に隣り合わせ。

葬礼
死した者と、酒を酌み交わそう。

銀翼に誘われて
炎を宿した幼女と、鋼鉄の鳥人と。

破滅の夜明け
平穏が破壊され、日常が砕け散る。

出撃前夜
それぞれの思いを、果たすために。

天空の住人達
天上と大地の狭間に在る、異物の中で。

形在るもの
視えるものよりも、見えるものを。

衝迫
愛するからこそ、譲れない。

戦端
戦いの時は、迫りつつある。

大決戦 前
固めた決意を、拳に込めて。

大決戦 中
擦れ違っていた心を、今、重ねよう。

大決戦 後
そして。戦いは、終焉を迎える。

告別
命を散らした者達との、最後の夜。

約束は永久に
深淵に、沈んでしまわないように。


戦乙女
死して尚、その恋は潰えない。

日溜まりの家
新たな家族と、一つ屋根の下で。

暗闇の牢獄
光が在るからこそ、闇が生まれる。

逢い引き
想い合う心が、二人を導く。

雨空
目を逸らしていては、始まらない。

籠の中の鳥
かつて、世界は鉄格子の中にあった。

冷たい口付け
愛おしいからこそ、思いは行き違う。

狂乱の収穫祭
中途半端な知識は、暴走を加速させる。

老いたる王
遠き昔。王と呼ばれた、虎がいた。

泥の味
堕ちた者と、堕ちていく者と。

異能の申し子
迷わずに、躊躇わずに、ひたすらに前へ。

背信
決して知りたくなかった、事実。

生命の価値
行き場のない思いを、胸に抱いて。

体温
また、いつものような日々を。

屈さぬ心
この戦いだけは、負けることを許されない。

雪片
触れただけで、溶けてしまいそうな。

家庭内小戦争
交錯するのは、嫉妬と意地と自尊心。

穢されし過去
ただ、生きていたいだけなのに。

産声
純白の魂に、無限の愛と幸福を。

白痴の仮面
どちらも本物。そして、どちらも偽物。

羽化
いつか、誰もが大人になる。

切なる望み
たとえ、この命を売り渡そうとも。

血染めの凱歌
誇ろう、この戦いを。そして、仲間達を。

形無き者
人知れず生まれし者は、人知れず苦しむ。

春、萌ゆる時
さらば、愛しき人よ。

原初の海 前
胸に据えた固き信念を、いざ果たそう。

原初の海 中
過去の深き絶望が、生み出したものは。

原初の海 後
一振りの剣に込めるのは、揺るぎない愛。

不死鳥
全てが終わった、その先で。

そして、竜は
命が連なる限り、日常は続いていく。






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前々作:ドラゴンは笑わない

前作:ドラゴンは眠らない



 


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