物音で、眠気が薄らいだ。 瞼をそっと開けると、真っ暗な部屋の中に一筋の強い光が差し込んでいて、誰かのシルエットが立っている。 こんな夜中に、何の用だ。起こされたわけではないが、起きてしまったので、ちょっと腹立たしくなった。 防弾仕様の磨りガラスの填った扉が細く開かれていて、そこから、廊下の眩しい明かりが差し込んでいる。 その明かりを遮っている影の、目元はぼんやりと光っていた。逆光の中に、ダークブルーのゴーグルがある。 目を擦って、ぼんやりした視界を明確にさせる。礼子は欠伸を噛み殺しながら、ベッドの中で体を起こす。 「何」 案の定、そこにいたのは北斗だった。北斗は扉を開け放つと、礼子の元に近付いてきた。 「南斗が妙なのだ」 「眠いんだけど。でもって、明日も早いんだけど」 寝乱れた髪を乱し、礼子はぞんざいに返した。寝起きなので機嫌が悪いせいもあり、いつも以上に素っ気ない。 北斗は、口元を歪めている礼子を見下ろしていたが、座り込んだ。いつになく、困ったような顔をしている。 廊下の蛍光灯が、北斗の半身の輪郭を浮かび上がらせている。銀色の口元が開かれ、沈痛な言葉が漏れた。 「すまん、礼子君。自分には、何がどうなっておるのか解らんのだ」 「説明してくれないとさっぱりなんだけど。でもって、さっさと終わらせて欲しいんだけど」 死ぬほど眠い、と礼子は死んだ魚のように生気のない目をしていた。北斗は、途端に罪悪感を覚え、項垂れた。 「すまん…本当に…」 「で、南斗の何がどう変なの?」 礼子がやる気なく、尋ねてきた。北斗は気を取り直し、顔を上げた。 「う、うむ。帰還するときの車中から、何かおかしかったのだ。上の空で、己の充電すら忘れる始末なのだ」 「で?」 「それで、自分が故障でも起こしたのかと心配してみたら、いきなり胸倉を掴んできよってな」 「殴られたの?」 「いや。殴られはしなかったのだが、唐突に罵倒されてしまったのだ。そして、なぜか外へ出ていったのだ」 「ふうん」 確かに、それはおかしい。礼子は回転が鈍い頭をなんとか動かして、言った。 「だったら、追いかけたら? 南斗と話さないことにはどうにもならないんじゃない?」 「それで、だな。礼子君」 北斗が礼子との間を詰めると、礼子はベッドに横たわり、布団を肩まで引っ張り上げた。 「行くなら一人で行って。そこまで付き合えない、ていうか寝かせろ」 「れ、礼子君!」 北斗が悲劇的な声を上げると、礼子はさも鬱陶しそうに北斗を睨んだ。眠くて眠くて、どうしようもないのだ。 「あんたと私を一緒にするな」 礼子は目を閉じると、布団の中で動き、北斗に背を向けた。う、と泣きそうなほど弱った声がしたが無視した。 北斗は礼子を起こそうかと思ったが、これ以上睡眠を邪魔したら、罵倒されるだけでは済まないかもしれない。 そう思い、起こすのは止めることにした。任務の疲れも残っているだろうし、休息を取らせてやらなくては。 だが、荒れているであろう南斗とどう接したらいいか、解らない。いくら思考しても、上手い考えが出てこない。 しかし、放っておくわけにもいくまい。戦闘部隊というものは、誰か一人が揺らいでいると、そこが穴になる。 この状態を引き摺ったまま任務を遂行したら、失敗してしまう可能性もある。なんとかしなくては、いけない。 神田に頼ろう、とも思ったが、神田は報告書を仕上げた後に自宅に帰っているので、今は駐屯地にはいない。 隊長である朱鷺田には、絶対頼ってはいけない。元来辛辣な人間である上に、こういうことには極めてドライだ。 勝手にしろ、と言われてしまうに決まっている。北斗は胡座を掻いたまま悶々としていたが、立ち上がった。 やはり、自分一人で行くしかない。荒れている南斗はちょっとだけ怖かったが、だが、南斗は南斗なのだから。 意気込むために声を上げようと思ったが、礼子に気付いて飲み込んだ。北斗は、礼子の寝顔を見下ろした。 起きている時は、大人びた態度と冷淡な物言いをするが、眠っている時の表情にはあどけなさが残っている。 自衛官と言っても、彼女はまだ十七歳だ。世間一般では高校二年生で、親に頼り切って生きている年代だ。 北斗は礼子の寝顔を眺めていたが、ふと思い立って、ベッドに歩み寄った。礼子の顔に、顔を近付ける。 礼子は横を向いているので、温かく柔らかな頬に金属の唇を当てた。耳元に、行ってくる、と小さく囁いた。 北斗の重たい足音が遠ざかり、階段を下っていく気配を感じながら、礼子は目を開けて頬を手で押さえた。 不意のことに、戸惑っていた。まさか、こんな状態の時にそういったことをしてくるとは思っていなかった。 悪い気はしない。でも、困ってしまう。礼子は、照れと緊張で目が冴えてしまい、意味もなく寝返りを打った。 しばらく、眠れそうにない。 広大な訓練場に、南斗は突っ立っていた。 何もしなくとも、どんどん気は沈んでしまった。あまり落ち込むとあらゆる回路に過負荷が掛かり、良くない。 だが、どうにもならない。これで昼間であれば、訓練で憂さを晴らせたのだろうが、今はそんなことは出来ない。 なんとかして、嫉妬だけでも処理しておかなくては、営舎に戻れない。営舎に戻らなければ、報告書を書けない。 やるべきことはちゃんとやるべきだし、やっておかなくては神田に色々と言われてしまう。それは、好ましくない。 ふと、センサーが感じ慣れたエネルギー反応と駆動音を感知した。振り返ると、北斗がこちらに向かって来ていた。 南斗と北斗の視線が、ぶつかった。南斗がやりづらくなって顔を逸らすと、北斗は大股に歩いて近寄ってきた。 「南斗ぉ!」 「…んだよ」 仕方なく、南斗は北斗に顔を向けた。北斗は南斗の傍までやってくると、大きな肩を怒らせた。 「自分が何をしたと言うのだっ! 自分なりに原因を考えてみたのだが、差し当たって何も思い当たらぬのだ!」 「まー、そうだろーぜ」 原因は北斗ではなく、南斗にあるのだから当然だ。南斗が自嘲すると、北斗は兄を指差した。 「ええい、なんだか腹が立ってきたぞ! 場末のチンピラのようなことをしおって!」 「せめて不良っつってくんね? 何そのセンス」 「自分はそっちの方が好きなのだ」 無意味に偉そうな弟の背格好も、やはり同じだった。ふと、南斗は、弟も悩むことがあるのだろうかと思った。 この世に生み出された境遇と、当初の用途だけは違っているかもしれないが、それ以外は鏡写しの存在だ。 だが、そうではない。南斗がぐだぐだと思い悩んでいるのに、北斗はそれを感じずに、不思議がっているだけだ。 この辺りも、人間のようだ。口に出さなければ解らないのは、人であってもロボットであっても同じらしかった。 ならば、いっそのこと話してみよう。相手が相手なのであまり当てにはならないが、言わないよりもマシだろう。 「なぁ、北斗」 南斗は、出来るだけ普段通りの口調を作った。 「お前ってさぁ、マジしょーもねこととか、考えちまったりしたことあるか?」 「何を言い出すかと思えば」 北斗は、だらしなく笑っているようであるが表情が強張り気味の兄を眺めた。まだ、様子がおかしい。 「まぁ、自分にとっては有意義な思考であっても、礼子君に話すと一蹴されてしまう場合は多いぞ」 「そういうしょーもなさじゃなくてよ。なんてーのかなー、うー、なんて言えばいいんだか解んねー!」 具体的な語彙が見つからず、南斗は頭を抱えた。 「だから、そのー、あーえー」 「言語ソフトにバグが生じたのであれば、早急な修復を行うべきだと思うぞ」 「まともな突っ込みすんじゃねぇよ、マジ調子狂うな! そうじゃなくって、だから!」 南斗は頭から手を放すと、北斗に詰め寄った。 「お前は、オレに妬いたことがあるかっつってんだよ!」 「具体性の欠けた質問だな」 抽象的すぎるではないか、と北斗が顔をしかめた。南斗を押し下げてから、思考し、答えた。 「自分とお前は、人型兵器研究所でコアブロックの状態で目覚めた瞬間からの付き合いだ。それ以降ずっと一緒におるが、自分はお前に嫉妬したことはないと思うぞ。まぁ、礼子君がお前を構っている時は、礼子君の関心から自分が逸れてしまったことが悔しいとは感じるが、それはあくまでも、礼子君がいる場合だ。お前本人に対して、どうこう思ったことはない。境遇は同一で規格も同一で使用目的も地位も同一では、嫉妬など感じるわけがない」 なぜこんなことを聞く、と北斗は首をかしげた。南斗は、口元を引きつらせた。 「…そーかい、オレだけってことかよ」 「だから、何が聞きたいのだ。もっと具体的に聞いてもらわねば、自分も答えようがないのだぞ」 「あーもう、どちくしょー!」 南斗は無性にやるせなくなってきて、北斗の頭に手を置き、強引に押さえ込む。 「愚弟になんか、お兄ちゃんの苦しみは解るもんかー!」 ずり下がろうとする北斗の頭を更に押さえ付け、南斗は焦燥のままに叫び散らす。 「お兄ちゃんは、お前が羨ましくって妬ましくって苛々しちゃってどうしようもねぇの! 礼ちゃんのこともそうだけど、なんか、お前のことが好きなんだけど好きだからこそジェラシーストームっつーか、どうでもいいんだけどどうでも良くないっつーか、とにかくそんな感じなんだよ! エモーショナルリミッターなんかじゃ処理出来ねーし、ムカついてどうしようもなくなっちまうし、挙げ句にあんなことしちまうし、オレって最低街道まっしぐらなんだよ!」 南斗の叫びは続く。 「お前に嫉妬なんて感じたくねーけど、感情回路を切っちまうわけにもいかねーし、このままだと訓練どころか任務にも支障が出ちまうだろうから、さっさと処理しちまいたいんだけど、どうにもなってくれねーんだよ! だから余計に苛々しちまって、マジでどうしたらいいのか解んなくなっちまって、思考回路はショート寸前なんだよ!」 北斗の頭を離し、ちょっとすっきりした、と南斗は肩を上下させた。根本的な解決には、なっていなかったが。 押さえ付けられていた頭に手を触れ、北斗は顔を伏せた。両腕をだらりと下ろすと、小さく漏らした。 「…そうだったのか」 南斗の告白は、北斗が予想もしていないことばかりだった。そうなんだよ、と南斗は呟いた。 「お兄ちゃんって、マジ大変なんだぜ」 北斗の知る南斗は、こうしたことで悩まない男だった。いや、今まで表に出していないだけだったかもしれない。 付き合いは長いが、長いからこそ踏み込んだ話を出来ずにいたようだ。兄と弟には距離はないが、差はある。 その、差によって生まれた感情だったのだろう。兄の心境など北斗には解らないので、予想も付かなくて当然だ。 だが、その一方で安堵もした。礼子を諦めたはずの兄が再び恋心を燃え上がらせたのか、との不安があった。 礼子に迫られるよりも、自分自身が嫉妬される方がまだいい。しかし、やはり、嫉妬されるのは少々厄介だ。 する方も面倒だろうが、される方も面倒な気持ちになる。嫉妬されるようなことをした覚えなど、あるわけがない。 北斗は顔を上げると、情けなさと気恥ずかしさを入り混ぜたような、曖昧な表情を浮かべている南斗を見た。 「だが、自分は何もした覚えはないぞ」 「解ってる、解ってるよそんなこと。だから、言うに言えなかったんじゃねーかよう」 あーもう、と南斗はダークレッドのバイザーを逸らし、弟から目線を外した。北斗は顎に手を当て、唸る。 「しかし、お前のその感情をどうにかしなくてはならんのは確かだ。だが、全く思い付かん。こういった場合の対処法を、父上のメモリーからダウンロードしておくべきであったな、南斗」 「ああ、全くだぜ。親父は一番上の兄貴だったわけだし? そういうこと知ってそうだよなー、マジで」 オレってマジ抜けてるー、と南斗はぼやいた。 「気が晴れる方法っつったら、オレらの場合は殴り合いとかしかねーしよー。でも、んなことしたら怒られちまう」 「うむ。しかし、やれるものなら、しておくべきではないのか?」 弟の言葉に、南斗は面食らってしまう。 「それ、マジでお前らしくなくね? 軍規違反じゃんよ」 「だが…」 北斗は、言い淀んだ。理性ではいけないと解っているが、自分らしくないと自覚しているが、そう思ったのだ。 南斗の吐き出した苦悩によって、初めて南斗が兄だという実感が沸いた。そして、自分が弟だと再確認した。 ただ一人の兄。掛け替えのない片割れ。悩みに苦しむ姿は見ていたくないし、解決出来るものならしてやりたい。 その方法として、殴り合うのは非効率的で明らかな軍規違反だが、感覚的に最良だと、有効な手段だと解る。 元来戦闘用として造られた二人は、それ以外のことは出来ない。戦いの中でしか、己を表す方法を知らない。 感情をぶつけ合おうにも、どちらも言葉が足りない上に照れが邪魔をしてしまい、会話では不充分だった。 やはり、拳と拳で語り合うしかないのだ。礼子に言えば、即座に馬鹿呼ばわりされてしまいそうなことだが。 すると、北斗の目の前に南斗の指先が突き出された。曲げられていた中指が伸ばされ、眉間の位置を弾いた。 「うおっ」 突然の衝撃に北斗がよろけると、南斗は北斗の首に腕を回して顔を寄せ、にいっと笑った。 「んじゃ、始末書、一緒に書こうじゃねーか」 南斗のバイザーの尖った部分が北斗のダークブルーのゴーグルに軽く当たり、こちっ、と硬質な音を立てた。 嬉しいような、戸惑ってしまうような、気恥ずかしいような気分だ。南斗は、北斗のゴーグル奧の瞳を見据えた。 「手加減しねぇぞ、愚弟」 「容赦などしてやらんぞ、愚兄」 これでいいのか、良くないのか、今一つ判断が付けられなかったが、悪いことではないと認識した。北斗は、笑う。 これから先、感情の処理は両者とも課題になりそうだ。何か思い悩むたびに殴り合っていたのでは、きりがない。 だが、今は、これしか手段が思い当たらない。だから、殴り合うだけだ。南斗の腕が外れると、北斗は身を下げた。 上半身の服を脱ぎ捨て、背面からジェットブースターと方向指示翼を出して伸ばした。兄もまた、同じ姿となる。 ほぼ同時に地面を蹴り、飛び上がる。反重力装置を作動させてブースターから火を走らせ、高く、星空に向かう。 そして、二人の姿は、無数の星に紛れた。 翌朝。礼子が起きて一階に下りてくると、ロビーに二人がいた。 一瞬、それが何なのかは解らなかったが、朝日に照らされた銀色の輪郭と屈強な体格で南斗と北斗だと解った。 二人とも、やけに汚れていた。おまけに、疲れていた。充電したばかりのはずなのに、ゴーグルの光が薄い。 二人分の戦闘服がソファーに投げ捨てられていて、二人はその近くの床に座り込んでいて、動かなかった。 北斗は胡座を掻いて項垂れており、南斗は両足を投げ出している。分厚い金属の筋肉は、傷だらけだった。 夜間に任務があれば礼子も起こされているはずだが、昨夜は普通に眠っていたし、戦闘が起きた様子もない。 何があったのだろう、と訝しみながら礼子は二人に近付いた。しゃがみ込んで、二人と目線を合わせる。 「何してたの、あんたら」 光の弱まっていたバイザーに光を戻し、南斗はぎこちない動きで片手を挙げた。 「おはよー礼ちゃん…。いーやー、マジでやりすぎちまったぜぇ…」 「う、うむ…。つい、高度を上げ過ぎてしまった…」 危うくジェットブースターが機能を成さなくなるところであった、と北斗が弱く漏らすと、礼子は呆れた。 「どこまで何しに行ってたの」 「ちょっとね」 南斗は取り繕うように、へらへらと笑った。北斗もそれに合わせて、笑みを作る。 「うむ」 昨夜の二人きりの戦いは、正に死闘だった。やり始めたのはいいものの、途中から二人は調子に乗ってしまった。 普段の戦闘は、テロリストなどの人間や、二人ほど強度がないロボットが相手なので、多少手加減している。 だが、相手が全く同規格のロボットであり、周囲を気にしなくてもいい空中となれば、その加減も失せてしまう。 その結果、通常は使用していない第二エンジンも作動させてしまい、ほぼフルパワーで拳を振るってしまった。 お互いが壊れていないことが、不思議なくらいだった。ふうん、と礼子は気のない返事をし、立ち上がった。 「その分だと、関節とか摩耗してそうだねぇ。部品、ちゃんと交換してもらいなよ」 手にしていたフェイスタオルを振り回しながら、礼子は歩き出したが、途中で振り返った。 「あと、始末書も用意しておくから書いておいてね。私は手伝わないけどね。今月で何枚目だっけ?」 「自分は五枚目で南斗は八枚目だ」 北斗が返すと、礼子はさも嫌そうに眉を下げた。 「ちょっとは真面目に働きなよ」 礼子の背が廊下の奥に消えたのを見届けてから、南斗が北斗に向くと、北斗も南斗を見ていて、目が合った。 戦っている最中は、始末書や処分のことなど綺麗に忘れていた。二人は揃って、苦々しげに口元を曲げた。 だが、拳を合わせて戦ったことは後悔はしていない。南斗が拳を上げると、北斗も拳を上げ、叩き合わせた。 「また、やろうぜ」 「ああ」 南斗が言うと、北斗は頷いた。複雑に絡んだ感情の残滓は、感情回路にもメモリーにも、色濃く残っていた。 しかし、晴れやかだった。自分を曝け出したことによる、なんともいえない爽快感が、感情回路に走っている。 南斗は弟の拳に当てていた拳を下ろすと、開いた。ぎち、と指の関節が軽く軋み、指先がほんの少し削れていた。 北半球からしか見えない北斗七星とは逆に、南半球からしか見えない南斗六星。お互いが、地球の裏側だ。 その星々とは違い、南斗と北斗はとても近い存在だからこそ、遣り切れない思いを抱いてしまうこともある。 これからも、そんな思いをする日が来るだろう。兄と弟と言えど、お互いを知り尽くしてはいないのだから。 でも、なんとかなる気がする。明確な判断基準も得ていない上に確証などなかったが、とにかく、そう思った。 窓の外の空は、朝焼けに染まりつつあった。 機械の戦士達の心は、未だに発展途上だった。 06 9/27 |