アステロイド家族




滅びを識る者



 訓練を付けられたのは、ほんの僅かな期間だった。
 赤き軍団の司令官のルベウスに押し流される形でイグニスが入隊したルブルミオンとは、実戦型の軍隊だった。
戦いありき。訓練にはそれほど重きを置いておらず、大して身の振り方も教えられないまま、前線に放り込まれた。
教えられたのは最低限の武器の扱い方と味方との通信手段程度で、歩兵とはそういうものなのか、と思っていた。
だが、それが間違いだと知るのは大分後になってからだった。ルブルミオンは力ありき故に、技術が乏しすぎた。
けれど、それでもまともに戦えてしまうのは、戦うためだけに生み出された機械生命体という種族の哀しさだった。
 金色の母アウルム・マーテルと呼ばれる高エネルギー集積体から注がれたエネルギーで覚醒した瞬間から、戦う術を知っていた。
だから、士気は高かった。イグニスもまた、最前線の危険な戦場を駆ける間に、回路が過熱するのを感じていた。
戦いこそが全て、戦わぬ生き方など有り得ない。戦場に出て三日もすれば、殺すことに躊躇いを感じなくなった。
目の前に現れた機械生命体が自分と違う色をしているならば、その場で撃ち殺す。破壊する。粉々に砕け散らす。
破壊に快楽を感じるようになるのは、時間の問題だった。死んだ仲間を間抜けと笑うことにも、何も思わなかった。
 ルブルミオンとは、そういう軍だった。


 それから、怒濤のように時が過ぎた。
 イグニスが一兵士として戦争に荷担するようになって、一万年以上が過ぎたが、階級はいつまでも尖兵だった。
時と場合によっては小隊長を任されることもあったが、尖兵如きに任される部下は皆若すぎて、すぐに死んだ。
イグニスなりに戦果を上げているつもりだったが、強大な武装を所有する軍の幹部クラスには到底敵わなかった。
大将や中将は言うまでもなく、大佐や少佐といった将校でも実力は桁外れで、一度の出撃で大多数を殺していた。
 彼らに刻まれた番号は、皆、若かった。イグニスが五千万番台の後半に対し、幹部クラスは百番台だったのだ。
それがただの製造番号ではなく、兵器としての能力を示す番号だと気付くには、それほど時間は掛からなかった。
下層地区で暮らしていた時は、皆が似通った番号を振られていたので、製造番号だとしか思っていなかったが。
だから、どれほど己を鍛えようとも彼らとの間に開いた格差は埋められず、訓練では能力差を埋められなかった。
それが歯痒いと思ったことは数え切れない。しかし、生まれ付いた能力の差ばかりはどうしようもなかったのだ。
 平等など有り得ない世界。戦い抜けばそれが変わるのではないかと思ったが、いつまでもいつまでも同じだった。
それから千年が過ぎ、五千年が過ぎ、更に一万年、二万年と過ぎても、戦いは終わるどころか激化し続けていた。
星が壊れないのが不思議なほどだった。だが、戦い続ければ、無限ではないエネルギーは徐々に枯渇を始めた。
そして、今までも激しかったエネルギー争奪戦は更に過熱し、遂には惑星の深部へと至る作戦が立案されたのだ。
 皆が皆、根本的な解決方法を忘れていた。


 その頃になっても、イグニスは生き長らえていた。
 といっても、悪運だけで生き延びていたに等しかった。トニルトスと初めて出会った後も、死にかけていたほどだ。
錆び付いた死体の散らばる戦場でトニルトスと僅かばかりの言葉を交わした後、死体回収船に回収されたのだ。
死体回収船は、無機物から生まれる機械生命体を製産し続けるために作られた、いわば新陳代謝の機能だった。
 機械生命体は金属細胞で構成されているが、炭素生物のような生殖機能を備えていないため、繁殖出来ない。
基本的には男性型しか生まれず、たまに生まれる女性型は製造ラインのエラーが起きたから出来るようなものだ。
だが、金属細胞を生み出すための合金はかなり特殊で、他の惑星から採取してきた金属では合成出来なかった。
アウルム・マーテルの放出する生命を与えるエネルギー波に適応する金属もまた、金属細胞しかなかったのだ。
しかし、金属細胞は無限ではない。かつては鉱脈から採掘していたが、その鉱脈も掘り尽くして絶えてしまった。
だから、どこかの誰かが死体回収船を造り出し、絶え間なく戦いが繰り広げられる惑星内を駆け巡らせていた。
死体回収船は無人で、全てが自動で行われている。死体を見つければ、トラクタービームで吸い上げて回収する。
それをアウルム・マーテルへと繋がる機械生命体の製造ラインの溶解炉に投下し、敵も味方も溶かし尽くすのだ。
 機械生命体のオリジナルである最古で最強の五体の司令官を除けば、皆、そうやってこの世に生まれてきた。
同じ意識を持っていないだけで、何度も何度も戦いを繰り返して死に、生き返らせられ、そしてまた死んでいった。
だが、誰もそれに疑問すら持たなかった。戦うことだけが全てだから、戦いのこと以外は考えられなかったのだ。
ルブルミオンは特にそれが顕著であり、イグニスもまたそうだった。思考回路の全てが、戦いに支配されていた。
 あの日、彼に出会うまでは。


 何百万回目か解らない戦闘を終えたイグニスは、片腕を失っていた。
 それ自体、いつものことだ。失った腕などすぐに戻る。残された左腕で武器を引き摺りながら、基地を目指した。
歩けない者達は放っておかれ、部品やオイルを撒き散らしながら転がっていたが、気にする余裕は残っていない。
いつものこととは言えど、イグニスも消耗している。歩けるうちに距離を稼いでおかなければ、行き倒れてしまう。
死体から残存したエネルギーを吸収するのは、最後の手段だ。出来れば、それだけはやりたくないことだった。
ただの尖兵としてしか生きられないが、最低限の誇りは守りたかった。それぐらいの意地は、持ち合わせていた。
 イグニスの頭上を、戦艦が飛び抜けた。部下を回収せずに幹部達が悠長に引き上げる様には、いつも苛立つ。
だが、それに文句を言う余裕もなかった。ただ前だけを見据え、基地を目指して、黙々と歩いていくしかなかった。

「おや、あなたは」

 どこからか聞こえた中性的な合成音声に、イグニスは足を止めた。

「あなたのシリアルナンバーには覚えがあります。僕がルベウスを殺せなかった無様な姿を見ていた方ですね」

 死した兵士達が造り上げた錆びた山の頂きに、青き戦士が立っていた。

「お久し振りです。十万と四十二年振り、ですね」

 背に伸びる長い翼。穢れを知らない清冽な青。表情を隠すマスクの上で、レモンイエローのゴーグルが輝いた。
その左肩に印されている番号は、002。001であるルベウスの次に生み出された、最強の機械生命体の一人。
青き軍団、カエルレウミオンの長にして司令官。柔らかな物腰と女性的な口調の裏に隠された本性は、冷酷だ。

「サピュルス!」

 イグニスは条件反射で構えたが、銃を持ち上げた左腕が軋んで落ちた。

「そう怯えないで下さい。僕は戦うつもりはありません」

 カエルレウミオンの司令官、サピュルスは音もなく浮かび上がると、イグニスの前に降りて右腕を拾い上げた。

「僕で良ければ、修理してさしあげますが」

「誰が、敵の情けなど」

 イグニスは後退ろうとしたが、サピュルスの涼やかながら威圧感のある眼差しには勝てず、動けなかった。

「まあ、たまにはいいじゃありませんか」

 サピュルスは細身の腕でイグニスの体を支え、腹部の傷口から動力機関の機能を維持する部品を引き抜いた。
当然、エネルギー供給が出来なくなったイグニスは膝を曲げて崩れ落ち、サピュルスは取り外した部品を弄んだ。

「僕の修復技術なんてタカが知れていますが、それでもしないよりはマシですから」

「う…」

 イグニスは抵抗出来ない悔しさで、呻いた。サピュルスはイグニスを横たえると傍に座り、本当に修理を始めた。

「ああ…この弾丸の侵入角度からするとプロケラの仕業ですね。彼は高々度を飛べますから、その分侵入角度が高くなる傾向にありますからね。でも、ちょっと低出力気味かなぁ…。となると、プロケラはこの間のオーバーホールをサボったんですね? 全く、いけない人だなぁ。あれほどきつく言ったのに」

 プロケラの名に、イグニスは思考回路が凍り付いた。プロケラとはカエルレウミオン中、最大の機械生命体だ。
戦艦規模の体格を持ち、常識を越えたエネルギー量と破壊力を携え、空中戦ではプロケラに敵う者は存在しない。
そして、今回の戦闘の相手でもあった。もう少しで勝てると言うところで現れたプロケラに、戦局を覆されたのだ。

「でも、プロケラを恨まないであげて下さいね。彼も必死なんですから」

 サピュルスは手近に転がっていた部品を拾うと、慣れた手付きで調整してイグニスの破損部分に繋ぎ合わせた。

「プロケラは体はとても大きい機械生命体ですが、本当は気弱で臆病なんです。悠々と空を飛ぶことが何よりも好きな人で、戦闘のない時は非警戒区域の宇宙空間まで出て飛ぶほどなんです。でも、体が大きいから、戦場では真っ先に標的にされてしまいます。だから、彼は率先して空爆を行うんです。死にたくないから、明日もまた空を飛びたいから、あなた達を倒すんですよ」

「そんな話、聞きたくもねぇ」

「でも、聞いて下さい。僕は、そんなのんびりとしたプロケラが大好きなんです。僕のどうでもいい話を一番良く聞いてくれる人ですし、僕も彼の飛行に付き合うこともあります。いいですよ、空は。空気はどろどろに汚れていますけど、それが晴れた僅かな隙間から覗く太陽の眩しさと言ったら、格別です。風も年々粘り気を増してきて、近頃では少し飛んだだけでエアインテークが目詰まりを起こしそうなこともありますけど、それでも好きですね。僕は空を飛ぶために生み出された機体ですから」

 空。風。太陽。イグニスの思考回路には、欠片も入っていない言葉の数々だった。

「僕はプロケラや他の部下達だけでなく、機械生命体を愛してやまないんです。もちろん、あなたのことだって」

 サピュルスはイグニスの右腕の外装を開き、焼き切れたケーブルや回路を外していく。

「そんなのは嘘だ!」

 イグニスは渾身の力を込め、発声機能を震わせる。

「お前ほど冷酷な男はいない! セプテム地区の戦いで、お前はどれだけの兵士を殺したと思ってやがる! お前の放った雷光で、俺の仲間は、俺の部下は全部死んじまった! お前は知らないだろうが、お前とお前の部下共が殺したルブルミオンの数は!」

「今日の戦いで、五千億は超えました。あなたが死ななければ、五千億と七十万五千二百三十一体、となります」

「…数えているのか?」

 思い掛けない言葉に、イグニスは戸惑った。サピュルスは、小さく頷く。

「フラウミオン、ウィオラケウミオン、アトルミオンも合わせれば、更に七倍の数に達します。そして僕の部下達の数を合わせれば、まだ増えます。僕は、犯した罪を覚えていることが僕に対する戒めだと信じているんです」

「そんなもの、ただの欺瞞じゃねぇか」

「そうでしょうね。僕もそう思います」

 サピュルスはイグニスの右腕の修復を続けながら、淡々と続ける。

「ですが、僕はまだ罪を重ねなくてはなりません。この戦いを終わらせるまでは、ずっと」

「我らが勝利し、終わらせてみせる。この星を制するのは、ルブルミオンだ」

「だったら、頑張って下さい。僕も僕で頑張りますから」

 サピュルスは、友人に掛けるような親しげな声色を出した。

「僕は全ての機械生命体と等しく、平和を愛しています。いつか、この星から戦火が消えることを願いながら、皆が傷付け合わずに生きられる時を迎えられることを祈ってやみません。ですが、そのためにはまず、この戦いを終わらせなければなりません。けれど、終わらせるためには戦わなければならず、戦わなければ大切な部下達が死んでしまう。だから、僕は、なるべく効率の良い掃討作戦を立てているんです。本当は手加減してあげたいんですけど、中途半端なことをしたら自軍に跳ね返ってきちゃいますからね。難しいんですよね、司令官っていうのも」

 サピュルスは、イグニスの右腕の根本から垂れ下がる折れたシャフトを抜き、代わりのシャフトを差し込む。

「イグニス。あなたは、ルベウスの下で戦えて幸せですか?」

「シアワセ? なんだ、それは?」

 一度も聞いたことのない単語だったので、意味も解らず、イグニスは返答に困った。

「そうか、この単語は最近僕が見つけ出したばかりの単語だから、まだ皆に意味は浸透していませんでしたね」

 機械油に汚れた指でマスクを押さえ、サピュルスははにかんだ。

「幸せっていうのは、なんていうのかな、満ち足りた気持ちになることです。思考回路が暖かな温度で一杯になるような、そんな感じです。僕は、プロケラや部下達と一緒にいる時がとても幸せだと思います。彼らのことが大事でたまらなくて、一緒にいるだけで心地良いと感じます。彼らは皆、僕と同じ系統の設計を持つ機械生命体ですから、シンパシーを感じて当然なのかもしれませんけどね。だから、僕が愛おしくてたまらない彼らが誰とも戦わずに済む世界を作りたいんです。もちろん、あなた達もね」

「そんなのは、単なる妄想だ」

「ルベウスからも、そう言われたことがあります」

 サピュルスはイグニスの右腕の根本から焼き切れていないケーブルを探り出し、伸ばす。

「彼は実力主義者ですから、力のない世界なんて考えたくもないんでしょうね。らしいと言えばらしいですけど」

「イカれてやがる」

 サピュルスが並べる理想に酔った言葉の数々に、イグニスは嫌悪感を露わにした。

「かもしれませんね。僕は戦いに飽きてしまいましたから、いい加減、他のことを考えたいってのもあるんですよ」

 言われ慣れているのか、サピュルスは少し笑うだけだった。

「他の皆さんは考えないんでしょうか、そういうことを」

 だが、その笑みが陰り、サピュルスは物悲しげに声を落とした。

「ルベウスも、トパジウスも、アメテュトスも、オニキスも。昔は、皆、あんなじゃなかったんですけどね…」

「昔…?」

「そうです。僕達にだって、過去ぐらいありますよ。戦いを始める前の時代だって、もちろんあります」

 サピュルスはマスクの前に、イグニスの機械油に汚れた人差し指を立てた。

「でも、僕が喋ったってことは内緒ですよ? 特に、ルベウスには」

 イグニスは抗うことも出来ず、サピュルスの独り言に似た話を聞かされた。それは、想像も付かない世界だった。
この惑星がフラーテルという名で呼ばれるよりも遥か昔、ルベウスら五体のロボットは、別の宇宙からやってきた。
当初は、長居をするつもりはなかったらしい。今となっては目的は忘れたが、皆で長い旅をしていたのだそうだ。
宇宙船のエネルギー補給と休養のために立ち寄ったこの星で見つけたエネルギーが、アウルム・マーテルだった。
最初は、単なる高エネルギーだとしか思っていなかったのだが、アメテュトスの入念な調査を重ねた末に発見した。
アウルム・マーテルが発するエネルギーは、機械に命を与えたのだ。それが全ての始まりであり、終わりだった。

「命を得ることは、僕達兄弟の悲願だったんです」

 緩やかに、それでいて沈痛に、サピュルスは語る。

「だから僕達は、躊躇いもなく命を得て、ただのロボットから機械生命体へと進化を果たしたんです。ですが、ただのロボットだった頃は保てていた理性も、生き物になった途端に失われてしまいました。命を得ると、死ぬことが怖くなります。ただのロボットだった頃は死の概念すらなかったので、皆、死ぬことは決して怖くありませんでしたが、命を得てしまうと別です。死ぬのが怖いから、生き物の命に永遠などないから、無限に等しいエネルギーを放出するアウルム・マーテルを独占しようと考えるようになりました。全く、僕達は愚かでした」

 サピュルスは、荒廃した戦場に視線を投げる。

「どうしてなんでしょうね。僕も、皆も、最初はそんな考えで命を得たんじゃないんです。今となってはその理由は明確に記憶していませんが、誰かのためであったような気がします。それが思い出せないのが歯痒いですけど、最初期のメモリーファイルは修復出来ないほど劣化しちゃいましたからね。でも、きっと、その誰かもこんな僕達の姿を見ても喜んではくれないでしょうね。悲しんで、怒って、責めて…」

 サピュルスはマスクを押さえ、苦々しげに唸る。

「どうして、僕は何も思い出せないんでしょう。思い出せたら、もっと自分を責められるのに。誤った道を選んだ兄弟達を止められなかった僕自身を、憎めるはずなのに…」

「キョウダイ?」

 それもまた、知らない単語だった。訝しげなイグニスに、サピュルスは顔を上げた。

「兄弟というのは、同じ親から生み出された者達のことを指す言葉です。だから、僕達は皆、兄弟なんです。ちゃんとした繋がりがあるのはルベウス達ですけど、突き詰めて言えばあなた達とも僕達は兄弟なんです。つまり、僕達は皆、家族なんですよ。この星に生きる全ての機械生命体は、アウルム・マーテルから命を得たんですから。なのに、どうして仲良く出来ないんでしょうね」

「俺には、何も解らねぇ。お前の言う言葉の意味も、その疑問の答えも」

「いつかきっと、解る日が来るといいですね」

「そのためには、お前を殺す必要がある。俺達が生き延びるためには、全ての敵を滅ぼさなきゃならねぇ」

「はいはい、頑張って下さいね」

 サピュルスの優しげな声に、イグニスは反発心を若干削がれた。ひどく負傷して、気弱になっていたせいだろう。
それ以上言い返すこともせず、サピュルスに身を任せた。戦士にあるまじきことだと思ったが、もう手遅れだった。
少しでも気が緩むと、緊張感を保つことは出来なくなる。サピュルスの修理が、誰よりも丁寧だったせいもあった。
ルブルミオンの技術部隊や衛生兵の治療技術は今一つ低い上にかなり荒っぽいので、常に痛い思いをしていた。
だが、サピュルスは違った。イグニスに与える負荷を減らすために色々な方法を使って、時間を掛けて修理する。
それが妙に心地良く、不思議と精神回路は安定した。だが、この記憶を保つことは許されない、とも思っていた。
 イグニスは、腐ってもルブルミオンの戦士なのだ。だから、サピュルスと接触し、馴れ合ったことは忘れるべきだ。
そうしなければ、今まで保ってきた自尊心が揺らぐ気がした。戦う意味を見失ってしまいそうな、危うささえ感じた。
今までに聞いたことのない単語の数々。生まれて初めての感覚。知ってはいけない事実。知りたくなかった過去。
 だから、この記憶の回路の奥底に封じ込め、なかったことにした。





 


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