だが、その日を最後に、都子は小松に近寄らなくなった。 あれほど仲良くしてくれたのに、好きだとまで言ってくれたのに、登下校はおろか校内で見かけても都子の方から 小松を無視してきた。話し掛けようとしても露骨に嫌な顔をされて避けられ、電話をしても切られ、メールを送っても 返事はなく、自宅に尋ねても追い返された。都子を追い掛けて同じ高校に進学しても同じことで、通学する時間帯を 変えられたり、電車の乗り換えも変えられた。それでも、小松は都子を追い掛けた。目にしていなければ不安になる からだ。いつのまにか、都子がいなければ、小松の世界は成立しないとすら思うようになっていた。 高校三年生に進学した都子は、自分自身の言葉を裏切った。クラスメイトの男子、山吹丈二と付き合い始めた。 付きまとってばかりで好きだとも言わない小松を見限ったのか、ホンケのゴゼンサマに身を捧げる前に一通りのこと を体験しておきたいのか、そのどちらかだろうが、猛烈に悔しくなった。あれほど好きだと言っておきながら、なぜ、 自分ではない男を選ぶのか。山吹丈二の評判は決して悪くはなかったが、山吹は山吹で幼馴染みの女子中学生と 恋仲になっている、との噂がちらほらと出ていた。それが本当だとしたら、都子は山吹に弄ばれているだけであり、 このままでは良いように遊ばれるだけで終わってしまう。だから、なんとしても二人の関係を裂きたかったが、都子は ここぞとばかりに山吹とべたべたしていた。かつて、小松とそうしていたように、暇さえあれば連れ立って行動しては 仲の良さを見せつけていた。山吹もまんざらではないらしく、都子と声を合わせて笑っていた。 その頃の小松は、嫉妬と憎悪だけだった。都子の一挙手一投足を目に焼き付けておきたくて、都子が登校する時間 には自宅の窓から都子を見ていた。通学するルートを変えたふりをして都子の後を追い掛け、都子が乗った電車の 一つ後ろの車両に乗り、少し離れた場所から都子を捉えていた。乗り換えた駅で山吹と合流した後も同じように 見、下校時も感付かれない距離を保って都子を追った。いつ、山吹が都子に手を出すかと思うだけで、全身が煮え 滾るかのようだった。下校時に並んで歩く二人の手が触れそうになるたびに、呻きを殺した。都子の大人びた笑顔を 向けられる山吹を殴り殺したい衝動に駆られたのは一度や二度ではなかったが、辛うじて我慢した。都子が幸せ ならなんだっていい、都子が笑うならそれでいい、と恨み言の代わりに自分に言い聞かせ続けた。 山吹が都子と付き合い始めて二ヶ月と十九日が経過した朝、何の前触れもなく都子は失踪した。またしても都子は 小松を裏切り、山吹さえ裏切った。都子が全ての中心と化していた小松は軸を失ったコマのように揺らぎ、倒れ、 高校に通う意味どころか生きている意味すらなくなった。茫然自失のまま、高校を中退して、資格は取っていたので 実家の建設会社に就職し、ぼんやりしながらもあの日の約束を果たすために仕事を始めた。いつか、都子が帰って きたら、住みたがっていたログハウスを建ててやろうと。海を見下ろす岬の土地を買い取り、資材を買う金も貯め、 屋根の上に風見鶏も立てて、レンガで暖炉も作ろう。一緒に暮らせなくても、喜んでもらえばいい。 働きに働いて、気付けば丸一年過ぎていた。人型多脚重機の免許も資格も取った小松は、従業員が帰った後も 現場で練習に勤しんでいた。従業員は、皆、親のような歳ばかりなので良いように使われていたが、それに対する 不満を抱く心の隙間もなく、都子の存在を一時も忘れたことはなかった。休みの日ともなれば、遊びにも出掛けずに 都子を探して回ったが、成果は上がらなかった。それでも、探さずにはいられなかった。じっとしていると、都子への 思いで押し潰されそうになるからだ。小松は汚れた革手袋を外し、操縦桿から手を引いた。 「これはこれは。随分とお困りのようですねぇ」 ぎしり、と機体の足の一本が軋み、翼の生えた影が立った。強烈な白い明かりを吐き出す投光器の逆光で、その 者の姿は捉えられなかったが、人間でないことは確かだった。体格が常人よりも遙かに大きい上に、足の間からは 尻尾がだらりと伸びていた。青紫のウロコに包まれた顔の中心で瞬いた目は一つだけで、眼球の大きさも半端では なかった。政府公報で何度か見たことがあるが、実際に目にしたのは初めてだ。小松が視覚センサーの採光量を 調節しながら巨大なトカゲを注視していると、巨大なトカゲは一礼した。 「お初にお目に掛かります、私の名はゾゾ・ゼゼ。しがない異星人です」 「異星人……?」 そんなものが何の用だ、と小松が操縦席で身構えると、ゾゾと名乗ったトカゲは体格に見合わない軽快な動作で 人型多脚重機の足を踏み切って跳躍し、小松が収まる操縦席の屋根に飛び乗った。 「少し、あなたのことを調べさせて頂きますね」 操縦席のドアが外側から開かれ、太い尻尾がぬるりと入り込んできた。その細く尖った先端が頸部に触れ、奇妙 に冷たい感触が訪れた。それがぐるりと小松の首を抱え、操縦席から一息で引き摺り出した。 「そうですか、これはこれは……」 ゾゾは小松を単眼の前まで尻尾だけで持ち上げると、興味深げに目を細めた。 「生体電流、生体反応、生体組織から判断して、あなたは少しばかり他の個体とは違っているようですねぇ。これは 実に面白そうですねぇ。ふふふふふ」 押し殺した笑みを零したゾゾは、小松の首を四本指の手で握り締めた。 「あなたの脳は、この星に氾濫している二足歩行型知的生命体とは作りそのものが異なっています。神経を流れる 生体電流の電圧から判断して、細胞を成す蛋白質が珪素に変化していると見て間違いないでしょう。つまり、あなたは 産まれながらにして珪素生物の一種なのです。ですが、あなたは蛋白質とカルシウムと水分とその他諸々の物質 によって形作られた器に閉じ込められ、在るべき姿を捉えられずにいます」 ゾゾの分厚い皮膚に覆われた太い指が小松の喉に食い込み、爪が薄く外装を裂いた。 「少し、手助けして差し上げましょう」 「なぜ、俺なんだ」 非常識すぎて恐怖も何も突き抜けてしまった小松が冷淡にゾゾを見やると、ゾゾはにんまりした。 「なぜってそれは、あなたが特別だからですよ。そして、あなたが求めている女性もまた特別なのです」 「都子のことを知っているのか」 「ええ、もちろん。知っていなければ、知っているわけがないではありませんか」 ゾゾは小松が乗っていた人型多脚重機に目を向け、一度瞬きした。 「自由におなりなさい。そして、思うがままに生きるのです」 「自由?」 小松はフロントガラスに映る自分とゾゾの姿をぼんやりと見ていたが、腹の底で濁った泥が泡立った。 「だったら、俺は山吹丈二を殺していいのか」 「ええ、もちろんですとも。彼の居場所を知りたいのでしたら、教えて差し上げますが?」 「教えてくれ。殺しに行く」 小松が平坦に懇願すると、ぐぶ、と喉にめり込む指の深さが増し、ゾゾの笑みも増した。 「その前に、すべきことがありますね」 次の瞬間、小松の首は胴体から切り離されていた。薄っぺらい外装が容易く破られ、生温く鉄臭い循環液が高く 飛沫を上げ、白く硬いジョイントが赤いケーブルの束の間から覗いていた。繊細なケーブルが一本残らず千切れ、 小松の首から下の感覚が永遠に消失した。ぼやけた視界でおぞましい笑みを浮かべるゾゾは、小松の頭頂部にも 手を掛け、一息で頭部の外装を切り裂いて視覚センサーごと真っ二つに断ち切った。 「うふふふふふふふ」 ゾゾは小松の潤滑液で両手を赤黒く汚しながら、肩を揺すった。 「さあ、楽しい楽しい実験の始まりですよ」 メインコンピューターだけを引き摺り出された小松は視覚も聴覚も触覚も失っていたが、べちょ、と平べったいものに 押し当てられると、感覚が蘇ってきた。ぴりぴりした刺激が走る少し暖かな板に神経が繋がると、頭の中に自然と 相手の情報が流れ込んできた。二十八年式人型多脚重機のスペックと操縦法が手に取るように理解出来、視界も 上がり、先程まで見上げるほど大きいと思っていたゾゾが楽に見下ろせた。投光器の眩しさは変わらなかったが、 小松の世界は大きく変わっていた。本物のエンジンが鼓動を刻み、本物の外装が皮膚となり、本物のシリンダーが 関節となり、本物のカメラが目になった。人型多脚重機と一体になったのだ、と驚きの最中で小松は自覚した。 「これで、あなたの死因は完璧です」 首を断ち切られて頭部を割られた小松のスクラップの上に、ゾゾは二枚の鉄板を落として傷口を派手に壊した。 「さあ、お行きなさい。あなたが復讐すべき相手はメテオにおります。存分に暴れておやりなさい」 「言われるまでもない」 小松はぐるぐると頭部を回転させ、機械油の馴染み具合を確かめた。がしゃり、とメインカメラのシャッターを開閉 させてから再びゾゾを見やると、青紫の巨体が視界から消えていた。各種センサーを起動させて周囲を探ってみる が、気配らしきものはない。だが、ゾゾに対して興味を持ったのはその一瞬だけで、機体に搭載されたGPSを利用 した位置認識装置と周囲の地図を重ね合わせ、現在位置とメテオの距離を測った。 メテオのことは知っている。あきる野市と憎むべき山吹丈二の住む街の中間地点に建っているショッピングモール で、都子との仲が悪くなる前は二人で頻繁に利用していたからだ。小松は操縦桿では上手く動かせなかった六本足を 滑らかに前後させて作業現場から移動し、車道に出た。時折乗用車が通り掛かったが、邪魔になるので多目的 作業腕で掴んで崖下に放り投げた。市街地に入っても小松の行動は変わらず、直進するのに邪魔な民家や電柱や 電線や人間は放り捨てた。背後がサイレンや怒号で騒がしかった気がするが、山吹丈二を殺せる爽快感が勝って 記憶が朧気だ。一心不乱に歩き通してメテオに辿り着いた小松は、迷うことなく行動した。まるで高性能なレーダーが 備わっているかのように正確に山吹丈二の居所を突き止め、一階の天井を破壊して二階のホールによじ登り、 セーラー服姿の髪の長い少女を庇おうとした山吹丈二を右前足で踏み潰した。 都子に愛されていたのに都子を愛そうとせず、他の女に手を出した罰だ。小松に向けられない愛を一心に受けて いた幸福に気付きもせずに驕り高ぶり、都子を蔑ろにした罰だ。都子が姿を消しても、都子を捜し出そうともせずに のうのうと生きている罰だ。都子は悪くない。都子が悪いわけがない。悪いのは、山吹丈二だ。 だから、小松が殺してやっただけに過ぎない。 ぎい、とワイヤーの一本が軋んだ。 小松は動ける状態ではないので、紀乃が身動きしたからだろう。ひび割れた視界の中で座り込んでいる少女の背は、 かつての都子のように見えていた。不思議なことに紀乃もまた生温くて水っぽい生き物の姿に見える。ゾゾも、 忌部も、ガニガニも、そして忌むべきミーコも、小松の目には生温くて水っぽい生き物でしかない。それが本来ある べき人間の姿なのだと、小松がそれまで見てきた機械だらけの世界が異常なのだと、頭の片隅では理解していた が、馴染みが薄いので今一つしっくり来ない。紀乃は襟首に掛かった髪を掻き上げ、汗ばんだ肌を曝した。 「……それで?」 「それで、とは」 「その後、小松さんはどうしたの?」 紀乃は寒気を堪えるように、二の腕に爪を立てた。 「ああ、そうだったな」 小松は紀乃の反応を訝りながらも、淡々と話した。 「それから、俺は自分がやるべきことを理解して、決めた。まず最初に、都子を見つけ出して俺の手で幸せにする。 次に、ホンケのゴゼンサマとやらを見つけ出して殺す。最後に、その二つのために必要な機械を作る。そのために 部品が山ほど必要だったから、メテオにいた人間をばらしてくっつけて使えるようにしようとした。だが、あいつらは ダメだった。役立たずだった。そうこうしているうちに変異体管理局の連中がやってきて、俺を捕まえた。その後は 大型ヘリに今みたいな状態で吊されて忌部島に運ばれて、放り出された。それが、九年前の話だ」 「なんっていうか」 紀乃は粟立った二の腕の肌を手のひらで擦り、頬を引きつらせた。 「凄い世界もあったもんだなぁ、って思っちゃった」 「凄いのか?」 「うん。私なんかじゃ理解出来ない場所が一杯あって、どうしてそうなるんだろうって考えるとキリがないや」 「都子もそうだったんだろうか」 「かもしれないね。だから、都子さんは小松さんから離れたのかも」 「俺を見限っただけじゃないのか?」 「だって、あれだけ小松さんを好きだって言っていたのに、いきなり山吹って人に鞍替えするのは変すぎるよ。何か 理由がなきゃ、そんなことはしないって。それはそれとして、ホンケのゴゼンサマって結局誰だったの?」 「解らん。俺なりに調べ回ったんだが、何も解らなかった。島に放り込まれてからは、調べようがなかったしな」 「で、都子さんがミーコさんになっちゃって忌部島に来たのはいつ頃?」 「俺が来てから一年も経たないうちに、死体袋に入れられて放り込まれた。あいつも派手にやらかしたらしい」 「ふうん」 紀乃はまだ二の腕をさすっていたが、深呼吸し、頬を歪めた。 「小松さんが暴れる辺りもキツかったけど、ゾゾのくだりが一番ヤバいかも。本性はああなんだ」 「だと思う。だが、それも含めてあいつだと思っている」 「私はすぐには無理かな。納得するには、ちょっと時間が掛かりそう」 紀乃は膝を抱えようとしたが、薄っぺらい服の下には何も付けていないことを思い出して裾を押さえた。誰しもが 第一印象通りの性格ではないことは、小松でも知っている。淡泊に生きていたつもりが、都子に関することとなると 執着せずにはいられなくなったのだから、他の人間にもそういった面はあるだろう。異星人であるゾゾも一個の人格を 持っているのだから、その内は複雑だろう。あの夜、小松の首を躊躇いなく断ち切って部品を引き摺り出したゾゾ と、紀乃を娘のように可愛がって人ならざる島民達に気を配るゾゾの姿が一致しないわけではなかったが、それは それだ。九年も付き合っていれば、おのずと慣れてしまう。 「あれ?」 がしゃり、と鈍い金属音がしたので紀乃が手元を見下ろすと、外れたはずの手錠の鎖が独りでに浮き上がり、硬く 繋がった。一度外れたものがくっついたのが納得いかない紀乃は両手首を引っ張って手錠の鎖を外そうとするが、 鎖は頑として緩まなかった。腹に据えかねた紀乃は手錠を小松の外装に叩き付けていると、ドアが開いた。 「んーなことしたって無駄っすよ、無駄」 軽い足取りで入ってきたのは、件のフルサイボーグ、山吹丈二現場監督官だった。 「その手錠は電磁石が入っていて、必要に応じて鎖を付けたり外したり出来るようになっているんす。だけど、機械 だからって水に弱いってわけじゃないんすからね? 防水性もバッチリで、そこの洗面所で全力で洗おうがトイレに 手を突っ込もうが絶対に壊れないんすから。捕まっちゃったもんはマジでどうしようもないっすから、潔く諦めて国の 所有物に成り下がった方が幸せってもんっすよ」 防護服から迷彩柄の戦闘服に着替えている山吹は、両手に食事の盆を載せていた。 「二股男!」 悔し紛れに紀乃が叫ぶと、山吹はつんのめって両手から盆を落としかけた。 「な、な、なんてこと言うんすか、乙型一号! てか、ソースはどこっすか!」 「小松さんが色々と話してくれたんだよ。山吹丈二ってあんたでしょ? ひどすぎじゃない?」 紀乃が思い切り蔑んだ目を向けると、山吹は取り落としかけた盆を床に置いてから、紀乃を見上げた。 「寄生体一号から何を吹き込まれたのかは知らないっすけどね、事と次第によっちゃ、ただじゃおかないっすよ? てか、自分の立場を弁えて物を言ってほしいっすね。普通だったら国家反逆罪に問われるところを、能力の汎用性の 高さから身柄の拘束だけに止めておいてやっているんす。心証は良くしておいた方が身のためっすよ?」 「ただの道具にされるぐらいだったら、インベーダーの方がまだマシだもん」 紀乃が拗ねると、小松がびいびいと盗難防止用アラームを鳴らした。 「そうだ。俺達は自分の判断で行動している、外からとやかく言われる筋合いはない。特に、お前には」 「判断って、その判断がまずいから捕まえたんじゃないっすか。寄生体一号は大量殺人と都心に対する破壊活動、 乙型一号は破壊活動の幇助と政府と国家に対する裏切り、どっちもろくなもんじゃないっすよ」 山吹は二人との距離を測りながら後退し、開け放ったままのドアまで戻った。 「いいっすか、そこでよぉーっく状況を考えてみるんすよ。あんな辺鄙な島で腐っちまうよりも、生体兵器になった方が 余程マシな人生を送れるってもんすよ。今までどれだけ馬鹿なことをしていたか、じっくり考えることっすね!」 山吹は盛大にドアを閉めたため、その震動が四角い部屋全体を揺さぶった。紀乃はその音に肩を竦めてから、 べっと舌を出した。小松もそんな気分だったが、生憎、出せる舌もなければ瞬きするためのシャッターも動かない。 だから、点滅するようにアラームを短く鳴らしてやった。紀乃は山吹に対する文句を零しながら、小松の上から床に 降りると、床に直接置かれた盆を運んできてくれた。中身は見るからに味気ないスープと薄っぺらいサンドイッチで、 水差しだけは中身がたっぷり入っていた。二人分を持ってまた小松の上によじ登ってきた紀乃は、小松の操縦席の 人工臓器の箱を開けて量の少ない食事を放り込んでから、自分の分を食べ始めた。案の定味が薄いらしく、紀乃は ゾゾの料理を恋しがりながらも綺麗に平らげ、胃袋を膨らますために何杯も水を飲んだ。 小松は紀乃の子供っぽい愚痴を聞き流しながら、血糖値が上がった脳内で脱出するための策を練ることにした。 頼みの綱である紀乃の超能力は忌々しい電磁手錠に封じられているが、なんとか出来るかもしれない。だが、事を 起こすにはエネルギーも足りなければ気力も足りない。それらを回復させるためにも、今は大人しくしておこう。 今は、だが。 10 8/15 |